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韓国 「もう何を食べ生きればいいのか」……能力あふれても、職場で切られる4050(世界日報)

2020-06-11 14:24:05 | 日記
楽韓Web

韓国に関する話題を面白おかしく、韓国の文化背景を含めて解説してしまうサイトです。


韓国経済:過去最悪の失業率でも韓国政府は「幸いだった」と満足げ……ただし、時限爆弾が仕掛けられた模様

2020年06月11日 カテゴリ:経済


「もう何を食べ生きればいいのか」……能力あふれても、職場で切られる4050(世界日報)

「一日一日が息苦しい」「絶望的」「4人家族が飢えているのに……」

最近、ソウル・首都圏の雇用支援機関で会った中・壮年は長いトンネルを通っていた。

働く力も、能力もあふれるが雇用がない。

40代の「雇用断崖」に加えて、新型コロナウイルス感染症(コロナ19)まで襲ってくると仕事自体が消え失せた。まだ職場に取り付いている人も他人事ではない。

職場から追いやられるという恐怖が韓国人の生活に影のように貼りつき、「疲労指数」を高めている。

40・50代の雇用指標はここ数年、悪化から悪化を重ねた。韓国経済の構造的問題で中・壮年雇用市場のゴール病は深くてきた。

よくなるだろうとの希望は小さい。すでに失業が生活の「定数」となった人々の痛みの大きさも減らさなければならない。

専門家は、政府が激しい陣痛を辞さず、果敢な構造改革に乗り出さなければ特段の雇用対策はないと口をそろえる。

「 5ヶ月、履歴書を出し続けました。面接にこぎつけたのは一度だけでした。今は何をどうすればいいのかも分かりません」

京幾道安養市の40代後半のAさんは、昨年までの表面実装技術企業のチーム長であった。

売上高の悪化で給料が減ることも日常茶飯事だった。3ヶ月もの間、まったく賃金が出なかったあと、辞職勧告を受け入れた。

職場外では、より寒かった。人を選ぶところも珍しくない上に年齢制限にかかった。

電気技能士の資格を取ってみても状況は異なることはなかった。彼は「どの職種でも青年と経歴を優先的に採用する。

政府・自治体から壮年層の採用にインセンティブを与えても、仕事を増やしてほしい」と切迫していた。
(引用ここまで)


 韓国の雇用統計が出まして。
 5月の失業率は4.5%。前年同期比で0.5%の大幅な増加。
 1999年の統計開始以来、5月としては最悪の数字とのこと。

 前年同月比での就業人数はマイナス39万2000人。
 一時労働者がマイナス50万1000人。
 日雇い労働者がマイナス15万2000人。
 脆弱層が確実にやられてしまっていますね。

 雇用率を見ると──
・15−29歳 マイナス1.4%
・30代   マイナス1%
・40代   マイナス1.7%
・50代   マイナス1.7%
・60代   プラス0.3%


 ああ、はい。60代以上だけで雇用が伸びるいつものアレね。
 実際に雇用が伸びたのは保健・社会福祉サービス業がメイン。いわゆるお役所から回された電気管理士や庁舎周辺の掃除といったような仕事。
 あと農林漁業と運輸。
 それ以外の業種は全滅。

 「体感失業率」とも言われる拡張失業率(雇用補助指標3) ── 週に36時間未満の労働しかしていない層や、潜在的経済活動人口を加えたもの ── は、14.5%。
 特に15−29歳の青年層では26.3%。どちらも過去最悪の数字。
 韓国では一般的な15−24歳の若年層失業率を発表していないので国際的な比較はできませんが、若者の4人にひとりは失業状態というのは大袈裟な表現ではないでしょう

 韓国経済そのものが構造的に脆弱化していたところに、経済音痴のムン・ジェインが大統領として就任して「所得主導成長政策」を導入して最低賃金を一気に30%上昇させた。
 
そこにコロナ禍。

 韓国で「経済の腰」と呼ばれる40代の雇用がひどいことになっています。
 給料が高い「働き盛り」であるからでしょうね。40代を切れば20代をふたり雇える、というような状況だそうで。

 こんな状況ですが韓国政府は「幸いだ」という反応。
 失業率が増えたもの「求職をはじめた人が多いから」……だそうですよ。

失業者・失業率が歴代最悪でも政府は「よかった」... なぜ? (マネートゥデイ・朝鮮語)

 ポジティブさにかけては右に出るものがいないな……。  この記事の中にもあるのですが、失業率には組み入れられない「一時休職者」というものがありまして。
 これが3月以降、コロナ禍前の3倍以上の100万人に膨れ上がっています。
 9月以降、彼らが復職できなかったとき、数字がどうなるのか。雇用統計の時限爆弾と化しています。
 まあ、あと3ヶ月以上あるからK防疫でなにもかも改善されるんじゃないですかね?