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「弱者の戦略」を“ぼやき”で語る前監督は大人気

2010年04月26日 | Weblog
写真は昨日、地元越谷コミュニティホールを満員(約400人)にした野村前監督のトークショウ。

入場者は野球関係者や著作の関係でビジネス関係者が多いと思いましたが、意外にも老若男女、特に年配のご婦人や私のような中高年の男性が多いのに驚きでした。

講演内容は著書で読んだ内容と基本的には同じでした。ただ、著作はビジネスを円滑に進めるためのミドル関係者を対象にしたPDCAやコミュニケーションスキル、人間としての基本や魅力を高める内容でした。

今回の講演はビジネス以外の幅広い対象者にも分かり易い内容ということで、中学生からプロ野球の南海ホークス球団にテスト入団して3年目で何とか一軍選手として認められるまでの苦心談が中心で、その他は阪神タイガースを立て直す3年間の話でした。

例えば、打撃力をあげるため、帰宅後に黙々と素振りの練習をしたこと。鉄棒での筋力アップを、体力をつけるため三杯飯を食べたこと、遠投を繰り返して肩の力をつけたこと、ボールの握り方をプロコーチから学んだこと。一貫しているのは、1人前になるために人一倍、黙々と努力につぐ努力を繰り返したことでした。

入場者の多くは楽天の監督を解かれた経緯などの生なまし話を期待していたようですが、そうした生の話は軽く触れただけでした。

いずれにしても南海、西武、ヤクルト、阪神、シダックスと監督を通じて、選手の補強も不十分な弱小球団を、理路整然とした補強理論と独特の指導で優勝を争える球団に導いた指導力は誰もが認める素晴しいものがあるかと思います。

反面教師で、その点、私の場合はまだまだ幅広い分野で努力が不足していたことを反省させられました。

あなたは野村監督の著作を読むか、講演を聞いたことありますか?