横浜中央市場 まぐろ問屋【八清】

まぐろ問屋八清は
「本当においしいもの」にこだわり、
新鮮な最高級の鮪を皆様にお届けしています。

マグロの種類 第四回 【ミナミマグロ】②

2008年06月16日 | 鮪のあれこれ
おはようございます!横浜市場、マグロの八清です!!

昨日は父の日でしたが、皆様お父様に何かプレゼントしました
私は夏用の涼しげなスリッパをあげました
大した物ではありませんが、すぐに使ってもらえて嬉しかったです
さて今日は、【ミナミマグロ】の漁業についてです

【ミナミマグロの漁獲量】
1952年にミナミマグロ漁業が開発され、61年には8万1600トン(史上最大)を記録。
これは主に、産卵場での日本のはえ縄漁業(7万8000トン)と
オーストラリア沿岸でのオーストラリアによるまき網漁業(3600トン)
の表層漁業のみの漁獲である。
61年以降は徐々に減少、ここ10年は1万5000トン~2万トン程で安定している。

<主な漁場>
・ 日本 
 75年頃には漁獲量が激減(2万トン台)。以降も減少。
   理由① 産卵後の品質の劣る個体を避けるようになった為。
   理由② 産卵場でのる資源への影響を考慮して漁場を南下させた為。
・ オーストラリア
 82年(2万1500トン・史上最大)以降減少。
   理由  資源への影響を考慮した自主規制の為。
 90年に入ると、まき網で漁獲されたミナミマグロの養殖が始まり、
 現在の漁獲枠、約5000トンに対して、9000トン近い生産量をあげている。
 この差約4000トンが養殖による増量分、ということになる。
・ その他
 台湾(69年初)・インドネシア(76年)・ニュージーランド(80年)・
 韓国(91年)・フィリピン(98年)
 総量は69年以降徐々に増加し、99年には6400トンを記録。
 現在は2500トンほどで安定している。

【ミナミマグロの資源管理】
ミナミマグロの資源管理は、1994年発効の「みなみまぐろ保存条約」のもとで、
当初日本・オーストラリア・ニュージーランドによって設置された
「みまみまぐろ保存委員会」によって行なわれている。
その後徐々に他の国も加盟国、または協力的非加盟国として参加し、
資源状態の調査や漁獲制限レベルを作り活動を行なっている。


マグロが様々な理由で獲れなくなるのに反して、消費者のニーズは
ますます高くなっている。マグロ問屋としては、沢山のマグロが手に入り
お客様のご要望にお応えできる状態を望む所ではあるけれど、
世界の海からマグロが消えてしまうのは防がねばならない難しい状況。
私たち鮪屋も精一杯の努力をさせて頂きたいと思うと同時に、
消費者の皆様には、毎食の食べ残しや無駄を少しでも無くして頂く…
ということをお願いしたい申し上げたいと思います


■□■お問い合わせはこちらまで■□■
株式会社 八清
TEL :045-441-8694
MAIL:hassei@calls.ne.jp



最新の画像もっと見る

コメントを投稿