イカの墨とタコの墨

おはようございます！横浜市場、マグロの八清です！！

今日は海の生き物に関する雑学デス

私はイカ墨パスタが大好きなんですが、タコ墨パスタって無いですよね
他にも、イカ墨はお料理に色々利用されるのにタコの墨は使われない…。
同じ墨なのに、これって何でなんでしょう

実は、タコの墨は粘り気が少ないので料理にからみづらく、
おまけに旨味も少ない上に、生ぐさいんです
なんと、イカ墨には、旨味成分であるアミノ酸が、
タコ墨の倍含まれているんですって

ではどうして、墨の性質がちがうのか？？
それは、墨の使い方が違うからなんです

タコは墨を煙幕として使い、敵の視界を惑わすのが目的の為、
さらさらしてすぐに水中に広がるほうが都合がいいんです。

それに対し、イカは敵に襲われると、塊のまま墨を吐き出します。
その直後、自分の色をうすく変化させて、逃げるんですって
そうすると敵は、イカと同じ位の大きさの墨の塊をイカと勘違いする…。
と、そのすきにイカは敵から逃れられるというわけなんです
またイカは、粘り気のある墨を直接敵に吹きかけ、混乱させるともいわれています。

同じ墨でも、その用途には違いがあるんですね

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