本屋さんでよく目にした本で、気になって買って読みました。
「ケーキの切れない非行少年たち」
宮口幸治著 新潮新書 2019年
非行少年たちが犯罪をしても反省ができない理由は、
そもそも反省する力がなかったという事実に衝撃を受けました
この本を読んで2つ印象に残っています。
その1つが反省する力がないということでした。
言っていることが理解できなければ、
反省しようとしてもできないということに驚きました。
反省させれば更生できるのではないかと思っていましたが、
それ以前の問題ということがこの本を読んでわかりました。
反省する言葉が出てこないのは、そもそもの学力がない場合もあるということがわかり、怖くなりました。
学力が低いことが犯罪につながっていくのだなと、、、
だからこそ、図形を手本の通りに写すとか、考えることをできるようになる力が必要だと思いました。
私は子どもたちに勉強を指導していますが、計算がなかなかできない子や、単語が覚えられない子などいろいろいます。
また話を理解していない子もいます。
自分の話し方の問題の場合は別ですが、理解する力がない場合もあると言うこともここでわかりました。
その理解力の向上にコグトレという方法が有効だと言うことです。
数えたり、写したりですが、この本を読んで、その重要性がわかりました。
学力を向上させるために、このトレーニングの優位性も納得しました。
今、とあるプログラムを子どもたちに伝えていますが、
それがとても効果があるということと、学力向上につながっているんだというのがよくわかりました
自信を持って進められますし、特に早い段階からこのプログラムだったりコグトレだったり、それに似たことをやっていきます。
そして、2つ目は「ほめる」や「話を聞いてあげる」は
その場を取り繕うにはいいが、根本的解決策を先送りにしているということです。
「ほめる」は有効だと思いますが、それだけに頼ると危険だということもわかりました。
できるように支援をする必要があるので、
勉強をできるようにするには、そこを一緒に向き合って行く必要があるのではないかと感じました。
できるようになるには、1つ1つ段階を追っていく必要があるので、
その段階を細かく分けて、達成感を持ってもらって
そして成長していることを認めていきます
この非行少年たちを生まないように支援することが、
日本経済にも効果があるという大きな展望まであって、自分の世界が広かった本でした。
なかなか感想を書けませんでした。
ただ、今年の目標に読書をすることと、
表現力の向上がありますので
ブログを書くことで表現していきます
最後まで読んでいただきありがとうございます
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