2017/01/20 に新しく米大統領に就任したトランプ
まだ就任して2ヶ月足らずにもかかわらず、選挙戦の頃から「あやしい発言」を繰り返しておりました。「あやしい」というのは根拠がなさそうという意味で、言い替えると「好き勝手な」「信頼性がない」ということです。
期待に反し、就任後も暴言癖はやまず、せっかくの大統領令が「裁判所によって執行停止されたまま」など、不安と笑いが渦巻いています。
熱烈にトランプを支持していた人たちは、今
- 沈黙して様子を見ている
- たとえウソでも旧来のウソを否定してほしい
もし後者だとしたら、アメリカの大統領が
- 超法規殺人で麻薬を撲滅しようとするフィリピン大統領ドゥテルテ
- 汚職を使って汚職を撲滅しようとする中国の習近平
そっくりになってしまうのですが、それもブッシュのころからの伝統ですか(笑)。
2017/03/06 にトランプが
差し止め中の旧大統領令に代わる新しい「移民規制の大統領令に署名」した模様です。先の7カ国からイラクを除いて6カ国にしぼり、90日間にわたり永住権がある人を除く新規ビザ取得が制限された模様です。:NHK 2017年3月7日
しかしこれに対しても
「イスラム教徒を差別する」という反対の声が上がりそうで、再び訴訟があり裁判沙汰となり、大統領令がまたまた執行停止される可能性があります。
この執念深さの原因は「公約実現意欲」でしょうか。
公約を守ろうとするあまり、たとえ裁判で負けても次から次へと似たような言動を繰り返す人が、日本にもいますね。
沖縄県知事の翁長雄志でした(笑)。
翁長は、「公約」を実現しようと頑張るのですが、最高裁判所によって否定されてもなお、次から次へと新しい手を編み出してきます。
まるで連邦最高裁判所に否定されてもなおかつ新しい大統領令をだすトランプに
- 知性を欠く
- 公約を実現しようとして法律を無視する
という点で、そっくりですね。これは「選挙運動中のどんなウソやデマでも許される」という奇妙な暗黙の了解があることに起因するのでしょう。
選挙中といえども、そしてうそっぱちでも、言論の自由はあるのでしょうが、違法性が証明されれば、相応の「おしおき」を受けるでしょう。
トランプや翁長を訴える人がでてきても、不思議ではありません。
公約を法律の上に置こうとする姿勢
「法律をよく理解していない人」に支持されているという点で、トランプと翁長は共通点をもっています。
似ている人と似ていることば
トランプと翁長:そっくり同じ性格か
オバマと 翁長:名前が3文字で同じ
大統領令のみならず、大統領そのものを訴える訴訟が、これからも数多く発生するでしょうし、共和党でさえ場合によっては議会での弾劾審議を可決する可能性もあるでしょうから1年もつかどうか・・・・・・憂慮しています。
しかし同じ翁長は、いくらめちゃくちゃな発言をしようとも、堂々と居すわっています(笑)。
どこの国であれ
「国のトップ」として備わっているはずの威厳や慎重さが、アメリカ大統領クリントン・ブッシュに至り地に落ちたようで、トランプが、中国共産党の習近平・フィリピンのドゥテルテ・北朝鮮の金正恩のように見えてきました(笑)。
その中で特筆すべきことですが
トランプの側近を除けば、今のところ安倍晋三だけが「気持ちが悪いほどトランプのお気に入り」らしく、安倍としても「いつ訪れるかわからないトランプの豹変」に備えて対応を用意しておかねばならなくなりましたね(笑)。
朴槿恵が「中国の豹変に何も備えられなかった」のがいい教訓と言えるでしょう。
「オバマが盗聴」というトランプのオルタナ・ファクトに振り回されるアメリカ政治:newsweek 2017年3月6日
自分が危なくなってくると
世論の視線を別のところに移そうとする、ものです。
そのために「根拠のない突発的なウソ」を発信するならば、二重の罪であり、双方を厳しく追及しなければならないでしょう。
ウンザリ感≒けん怠感≒自律神経失調症
これは「異論を許す許容力がない」「人の話を聞けない」人たちに対して誰もがいだく、ごく自然な感性に近いと言えます。
就任してまだ2ヶ月にもならないのに、もはやトランプにはウンザリ感が漂ってきました。
トランプを支持しないアメリカ人ならば、きっと「普通」の日本人が韓国にいだく「ウンザリ感」を理解できるはずだと思います(笑)。
さてさて、皆様はどう思われますか。