カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

中東5カ国がカタールと断交

2017年06月06日 11時13分22秒 | 海外

サウジ、エジプト、バーレーン、UAE、イエメンの5カ国が

カタールとの国交を断絶する

と発表したようです。

理由は

  • イランとの結びつきが強すぎる
  • 反エジプトに走り過ぎる

とのこと。

私見によれば「イラン」は

宗教的な「最高指導者」なるものが存在するので「民主的と言えるほどではない」としても、中東としては珍しいほどの大統領選挙制度があり、楽しみな地域だと思っております。

ただし、シリア関係でも分るとおり、ロシアとの結びつきやアサドへの支援もあるため、またイスラエルを敵対視していて、不安要素ともなっています(イスラエル側に問題があるのかも知れませんが)。:2007/03 イランにおける石油精製業の現状と課題

この5カ国によるカタールとの断交は

イスラエルとの関係を噂される米トランプが「せっかく築いてきたアメリカーイラン関係をぶちこわしかけている」ことに関係しているのかも知れません。

たしかにカタールは、ペルシャ湾へ突き出た半島の小国ですが、西をサウジアラビアと陸で国境を接し、東はペルシャ湾のむこうにイランがあり、イラン・インドなどの外国人労働者がカタール人口よりも多いようです。:Wikipedia

例に洩れずカタールは、石油・天然ガスなどの天然資源に恵まれており、OPEC加盟国内での対立が激化するでしょう。

そのほかのカタール関係としては

  • 衛星放送「アルジャジーラ」の本社がカタールにある
  • サッカーが好きな人には日本初のWC進出の夢が破れたドーハ(カタールの首都)の悲劇(1993相手のイラクとしては「悲劇」ではなく「歓喜」)

シリアを含め、変わりつつあった中東情勢ですが

  • せっかくオバマが築いてきたアメリカとイランの関係を、イスラエル関係者が多い米大統領トランプが台なしにしました。
  • イラン大統領選挙では、過激な保守派を抑えて、現役の比較的温厚なロウハニ大統領が選ばれ(2017/05/20)、さてどうなるかという段階です。
  • 中東情勢が、少しずつ変化しつつあるのでしょうか。

サウジなど中東5カ国がカタールと断交 「テロ集団を支援」と非難

BBC 2017/6/5


さてさて、皆様はどう思われますか。

 


中国に関する醜聞 233 台湾関係

2017年06月06日 10時08分16秒 | アジア

ここでは「中国の醜聞」を集め、必要に応じて出典やリンクも用意しましたが、そんなに頻繁にリンクを確認できませんので、もしも「既にリンク切れ」となっていたらご容赦ください。


中国、2020年には台湾侵攻する能力=台湾防衛白書 

【台北】台湾国防部(国防省)が9日に発表した防衛白書によると、中国は台湾を侵攻する能力を2020年までに備えるとみられる。侵攻を阻止しようとする国があっても、それを排除できるようになる見通しという。WSJ 2013年10月10日   


米WallStreetJournalだから信用できない

などとおっしゃらないでください。そんなことを言っていると、すべての報道社を信用できなくなってしまい、まるで米大統領トランプのようになってしまいますよ。

どこに対しても「自分なりに批判的」にみるしかなく、だから「賛成できるか、いや反対か」が生じます。

そういう姿勢にも危険がないとは言えませんが、すべてに「賛同」・すべてに「反対」のほうが、「すでに洗脳されている」よって「まったく見ようとしない」などの理由で、より危ないのかも知れません。

そして最悪なのが、「どこにも敵をつくらないよう」にしているはずの「全方位外交」で、どこにも敵がいないのはどこにも味方がいないのと同じなのかも知れないし、その場その場の言い訳に徹しているだけの信用できない人なのかも知れません。そんな人が皆様の周辺にいませんか(笑)。 

尤も

本当かどうか知りませんが「全会一致の決議は無効」とする国があるそう(みんながそう思っているのは危ないというもの)で、8-2程度で可決されるのが妥当

らしく、なるほど一理あると思いました。 


最近の台湾総統は 

  • 李登輝〔1988-2005〕
  • 陳水扁〔2005-2008〕
  • 馬英九〔2008-2016〕
  • 蔡英文〔2016/05/20- 〕

よって上記で引用した台湾の国防白書(2013年)は、馬英九総統が中国共産党へ接近している時代に発行されたもので、かなり突っ込んだ内容になっているようです。

しかし中国へ限りなく接近しつつあった当時の馬英九総統と正反対の見解であり、おもしろい乖離ですね。いやそれは「乖離ではなく中国讃美」だとおっしゃいますか(笑)。

中国共産党の目的はただ1つ

「中国共産党の存続」であり「その前提で世界を支配する」

ことですから「敵を分断する」のが使命です。そのままでは誰も認めてくれないので明らかですが、その奇妙な上辺の論理にだまされるかどうかでしょう。

中国共産党〔1921年結党〕が中華人民共和国を建国〔1949年〕したことを思い出せば「中国共産党が最も大切であり、その支配下にあるのが中国人」であり、よって「眼鏡にかなった人だけが中国共産党へ入れるしそんな連中によって選ばれた中国共産党の首脳に過ぎない」ため、国民全体による「総選挙などあり得ず」、よっていまの中国が中国人を代表するものでないことは明らかですね。

中国共産党のご指導ご鞭撻をありがたく思う人が存在する

と思うこと自体がそもそも時代錯誤で、中国の外はもちろんのこと、中でもほとんど存在しないらしい。

ではなぜ中国で「革命」「国家転覆」「事態の改善」が起らないかと言えば、「極端な締め付けで中国共産党崩壊を予防している」という非効率な国家運営をしているからでした。

早めのパブロン」は大切なんでしょうが、中国でも風邪でも「極端な予防は免疫力を弱める」だけかも知れません。事実年間暴動10万件とされる中国では全土的な国の崩壊を予感させ、抗生物質多用で効かなくなった病気もあるようですね。

中国では一刻も早く「総選挙」を実施して、本当の中国人の代表を決めませんか。そのためには中国共産党の存在が壁になるのですが・・・・・・。

中国と台湾の関係に戻りますが

台湾で馬英九(ば えいきゅう)などが総統になって中台関係が好転すると、中米関係は悪化(台湾が中国の支配下にあることにアメリカが異を唱えているため)します。

逆に、蔡英文(さい えいぶん)などが総統になって、中台関係が悪化すると中米関係が好転します(中国共産党は、中国の支配下にある台湾が反発しているけれどもアメリカは中国1国を認めている、として)

蔡総統誕生の半年後にアメリカで、何でもオバマと反対のことをし続けようとするトランプ大統領が誕生します。北朝鮮問題もあり中米関係は好転しますが「台湾は中国の領土」は中国として譲れないところです。

私の考え(そんなものどうでもいい?)では、「中国から台湾へ逃げ込んだ人は多かったけれども、もともと台湾が中国の領土だったという事実はなく、しばしば見られる中国共産党のでっちあげ」に過ぎません(笑)。

中国と朝鮮半島の関係ですが

米製THAADミサイルの韓国配備で、なぜか中国が韓国を強烈に経済制裁し始めたため(この理由についての私見はすでに述べたとおり)、肝心の中国と北朝鮮との関係が怪しくなっています。ただし中国共産党は、朝鮮労働党とまったく同じで、「その存続が何よりも最優先されるため、その目的の為なら何でもする」と思われますので、中国と北朝鮮の溝が一層深くなることは十分に考えられます。

北朝鮮として唯一残された道ロシアを活用することです。

観察すると各国とも「分断」が狙いですね。

  1. 北朝鮮は、露中を分断させようとし
  2. 中国は、朝鮮南北、日米を分断させようとし
  3. アメリカは、北中、北露、中露を分断させようとし
  4. 韓国は、日米を分断させようとし

奇妙なことですが、日米を分断させようとしている点で「2中国・4韓国」が一致し、その韓国が限りなく中国へ接近している・・・・・・う~ん何かを暗示しているようです。

それぞれが、必死でがんばっております。それぞれの人が、これらのどれを支持し、どれに反対するか、ですね。


さてさて、皆様はどう思われますか。