カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

「族」を思い出してみましょう

2017年06月28日 11時15分11秒 | 社会

いろいろな「~族」がありましたね。覚えていらっしゃいますか。 


斜陽族(しゃようぞく) 

もともとは太宰治の『斜陽』から始まったようですが、今では「斜陽産業」「斜陽業界」などと使われています。

日本では「繊維業界」や「石炭業界」なども、他国に譲ったり地球温泉の原因とされ敬遠され、斜陽業界とされていますね。

しかし「もの作り」「手作り」の国民性はずっと続いており、繊維業界も国を代表する産業ではなくなりましたが、炭素繊維などで復活し始めており、また「迷惑」ばっかりかけていたSLでさえ細々と石炭の世話になって撮影の対象となることで年配の人たちを喜ばせています。

太陽族(たいようぞく)

石原慎太郎の太陽の季節から生まれたようで、もともと倫理的な問題点を非難する声があったようです。その石原も東京都知事時代のことなどすっかり「忘れた」ふりをして証言にのぞみましたね。

太陽政策とは、韓国が一時とっていた北朝鮮宥和政策でしたが、これは「北風と太陽」という話からとった言葉です。

今また再びその北朝鮮に限りなく接近する文大統領が誕生しましたが、前の朴槿恵大統領が限りなく中国に接近して挫折したのを、再び見せつけられることになるのでしょうか。

その文が訪米するのが本日(2017/06/28)からでしたか。 

みゆき族(みゆきぞく)

東京銀座のみゆき通りを拠点にしていた特殊なファッション人たちのこと。 

竹の子族(たけのこぞく)

こちらは東京原宿の代々木公園近辺で踊っていた人たちのことでしたね。

そういえば、筍(竹の子)も懐かしくなりました。大きいのをもらったことが10年以上前に2回ほどありましたが、皮をむけどもむけども際限がなさそうで、実際に食べるところはほんの少しだけ。しかもあく取りが面倒だった記憶があります。

もちろん「とりたて」の筍を生で食べたことは、ありません。

最近のスーパーでみる竹の子として「中国」が多く、何となく「中国党」を思い出し敬遠する人がいます(笑)。

竹の子に限らず「中国」が嫌われ、「国内」を選ぶ人が多いようですが、注意して見ないといけないことがあります。それは国内包装」という但し書きですね。

「国内包装」だから勝手に「国内」だろうと思って購入するのですが、中身は「外国」で、包装だけが「国内日本)」というまるで詐欺のようです。もちろん表示について私が詳しく把握しているはずがありませんね(笑)。

窓際族(まどぎわぞく) 

閑職に回された人たちのことでしょう。今では、具体的には使われませんが、一般名詞として使われているようです。

窓ぎわのトットちゃん」は、私がベストセラー本を読んで「よかった」と思った大変珍しい本でした。これ以外のベストセラー本には裏切られることが多かったため、それ以来「芥川賞」とか「直木賞」など読んだことがなく、もっぱら自分の興味が引かれるものに限定するようになり始めました。

それでも結構ひろい分野にまたがったものです。

 親指族(おやゆびぞく)

これは人形劇のことではなく、携帯メールを打つために親指を駆使している人たちのことでした。

古い話ですが、確かにバスや電車の中でペチャクチャとうるさくしゃべっていた女子中高生が、ポケベルや携帯電話のメールを車内でうつようになって静かになったのはけっこうなことでした。

しかし車内なのに平気で鏡をにらんで化粧をする姿など、もう不思議な光景ではなくなりました。  

暴走族(房総族)

一句:「年くれて境内走る坊僧族」

これは口でしゃべったほうがおもしろいようで、音だけ聞くと「年くれて境内走る暴走族」となり、境内を走るオートバイの類を連想させますが、実際には主・侶のたぐいをまとめて「坊僧族」とするところに、おもしろさがあります。 

芳香族

あ、これはベンゼンなどの環状構造の有機化合物でしたか。元素の「族」で悩んだかたもいらっしゃったでしょうね。

続々と「」が出てきましたが、「今宵はここまでに致しとうござりまする」。もう「続」はありません(笑)。

さてさて、皆様はどう思われますか。


なぜ「テロ」が起きるのか

2017年06月28日 10時32分01秒 | 社会

なぜ「テロ」が起きるのか、とても難しい問題ですね。 


もしも

  1. 無差別の暴力は「」・・◎「法律で暴力を裁く」との矜恃
  2. 無差別の暴力は「」・・▲「自分が善で相手が悪」の信仰 

の2つに分類すると

  1. 前者は、◎普通の法治国家に多く
  2. 後者は、非法治国家の典型です

◎普通の法治国家では

  • 現在の法律で判断し
  • 必要が生じると新しく法律を作成し、今後に備える 

▲非法治国家では

  1. 感情的な判断が跋扈(ばっこ)し
  2. 賄賂が横行する社会で法律が曲げて解釈されるのが普通
  3. 言論の自由なし(異論を認めないので為政者のいいなり)
  4. 形式的な裁判制度で飾り程度の司法社会
  5. 司法は、法律判断を下さず任命者の顔色だけをうかがう
  6. 法律は、「賄賂が通じない外国人を裁く目的」で存在
  7. 事後法新しい法律で過去を裁く)が多く為政者に好都合
  8. 朝令暮改(ひんぱんに法律を制定・廃止する)
  9. 公表は都合のいいときだけ(通常、公表は不利らしい)
  10. 報道規制が多すぎる(都合の悪い情報はないかと常時検閲)

あなたが想定する国では、いくつほど上記に合致しますか。

半分(5個)以上あると危ないのでは。

えっ「ほとんど全部該当」?それは「相当危ない」! 


なお、事後法〔法の不遡及〕についての当ブログ記事です。

  1. 韓国の醜聞195 仏像の盗難 2017年02月14日
  2. 中国に関する醜聞 169 不当 2016年12月07日
  3. テロと移民「2世」 2017年05月27日

「ニワトリ・卵」論争と同じで、どちらが先か微妙なところですが

  • テロが頻発するので、治安が悪化する
  • 治安が悪化するので、テロが頻発する 

どちらなんでしょうね。

なぜ「テロが起るか・治安が悪化するか」の有力な見方は

  • 経済格差が広がり過ぎる・・・・・・欧米・中・露・北
  • 弾圧するためテロが起る・・・・・・中・露・北 

でしょうか。確かに日本でも

かつてオウム真理教などの事件がありましたが、現代の日本社会は比較的「テロが少ないほう」なんでしょう。

しかし

日本でも、このまま経済格差が広がり続けるならば、社会不安が起り、治安が悪化し、大規模なテロの心配さえあります。

この折にテロ防止法が成立したというのは、問題がないことはありませんが、意義のあることと言えます。

この法律に対してほとんど「個人への取り締まりに利用されかねない」だけで反対してきた人たちは、このまま日本で「経済格差が拡大し治安が悪化して、テロが頻発することを望んでいる」と思われてもしかたがありません。

経済格差を少なくし、テロを防止する、この両方を進めなければならないようです。

こういう人たちは

テロが起ってから、捜査が手薄だったのではないか

と追究するもので、その場限りのテーマに絞るという「視野の狭さ」が感じられます。

ただし日本の非保守勢力側に

「何でも反対の立場しかない」とするならば、これまたやむをえないのでしょうか。

メディアでは触れられることが少ないのですが

  • なぜ民主党政権は3年で崩壊したのか
  • なぜ自公政権を大勝させたのか
  • 大勝で「すべての世論が味方をしている」と錯覚するもの
  • なぜテロ防止法が通過したのか(強行採決か)

さてさて、皆様はどう思われますか。