行きつけの、場末の飲み屋に行ったら、
お手元が割り箸から、普通の箸に変わっていた。
へぇ。
こんな店でもエコに気を使い出したんだ。
『使い捨てないということが、実は大切なことです』と、
矢鱈、耳にするようになったけど
本当なのか、
戯れ事なのか、
俺には、わからない。
けれど世間が騒ぎ出してるから、
場末の店でも、
なんとなく、割り箸ではない、普通の箸を出してみたりするんだな。
連れに、
「“愛する人を使い捨てしない”というのはエコかなぁ?」
と言ったら、
連れが、
「もっとエコにするなら、“愛する人はみんなで使いまわしたほうがいい”んじゃない?」
と切り返された。
をゐをゐ(^_^;)
考えてみたら、
割り箸を使うな!モノを大切に!などと言っている横で、
人間はどんどん使い捨てられている。
“物は大切に”けれど“人は使い捨て”。
とにもかくにも
地球がこれ以上温かくならないようにするために
北極の白熊が生きていけるために
ツバルの国が海中に没しないために
マイ箸、マイ買物袋を持ち歩くことにしよう。
ただ、俺の場合、持ち歩いたとしても、
恰好ばかりで、使わずじまいってことが多いのだ。
持ってることがファッションで、
お店に行けば、備え付けられている割り箸を使ってしまうし
買ったものを入れるビニール袋も断らない。。
行動が伴わないんだよなぁ。。
情けねー。
難しいものなのかもしれない、エコ。
考えすぎると身動き取れなくなっちゃいそうだ。
とりあえず、自分の身の回りから始めるしかないのかな、と。
俺もなんちゃってエコだから。
たぶん、エコロジーって、
生活の「贅沢」だと思われる部分を削ぎ落としていくことなんだろうと推測するのだが、
人によって「贅沢」が何かなのはちがうし、人によって無用なもんだってちがう。
北京オリンピックをやっている中国が生み出した偉大な思想家、老子だって、
『無用の用』だなんてわけわかんないこと言ってるし。
(そういう意味ではないような気も…ま、いいか)
削ぎ落とすって言えば、
俺の腹の肉も「贅」を極めた「贅肉」なんだよな。
ってことは、これからまず削ぎ落としていかなくてはならないのかなぁ…なーんて。
あ。
とどのつまり、俺の場合、エコってダイエットってことになるのかな。
きっと、そうなのだろう。
無理だ。(w