バオバブの樹なんだろうか
きらきら。
光る。
きらきら、きらきら。
光る。
幸せなんだよな。
ここを訪れる人は皆。
きっと。
笑顔は…うん、本物。
幸せそうな恋人たち。
あまたの恋人たち。
手をつなぎ、寄り添いあい。。
誰からも祝福されていそうで。
行く着く先はどこなんだろう。
果て…は、あるのだろうか。
生まれる物があるのだろうか。
生み出す力があるのだろうか。
どこまで行けるか、
考えてみたところで、所詮、相手のあること。
いきなり明日、別れを告げられるかもしれない。
星はダイオード。
氷はプラスチック。
この身を囲むものが全てフェイクであったとしても、
祝福のために宙から舞い降りる天使までフェイクだったとしても、
二人は笑っていられるんだから。
あれ?
飯の写真がない…?
なんで?