今日はお袋を病院に入院させる日。
今のままじゃ、老健も特養も預かってくれない。
精神科の病院で入院治療ということだ。
朝、出発する前に
隣の叔母さんが見送りに来てくれた。
少し離れたところに住んでいる小母さんも。
世話になったケアマネさんも家に来てくれた。
10時半、早めの昼食をとって病院に向かう。
11時40分頃、相談員さんと話をし、
13時ころ、受診。入院の診断。
15時30分頃、病棟に上がる。
病室に案内されるまでの間に
何度もお袋は
「帰りに、買い物に行こうね」とか
「ラーメン食べて帰ろうね」と言ってくる。
そのたびに、「今日から入院だから一緒に帰れないよ」と言い聞かせるのだが
そたのびに、忘れてしまうようだ。
お迎えの看護師さんが来てお袋を病棟に連れて行く。
案内されていく母親の背中に、心細さが見えた気がした。
ごめんね、おふくろ。
俺じゃ護れない。
俺も苦しいんだ。