Broken Flowers …はうはう河馬の脂肪遊戯

いらっしゃいませ。お独りさまで?どうぞお好きな席に。戯れ言、繰り言、かあるくかるく。

2024-10-02(火)…水始涸

2024年10月02日 | 小倉百人一首


あまつちのみずが涸れる頃、だそうな。
それにつけても半端なく暑い。

暑い最中には行きたくても行けなかった京都
今回、暑さを避けて訪れたつもりだったが、全然、暑さを避けたことになってない。
何、この暑さ。
汗だらだら。
自宅から駅まで歩くだけで、ほら俺、汗が吹いてくる。





朝飯は、お茶とおにぎり。
俺以外の乗車客は、ほぼ、これから仕事のスーツ族。
それに紛れて、こそっとお茶を楽しむのは気がひけるけど、
でも、そのコソコソ加減で旨さも増してくる。
皆さん、お仕事、頑張って!
俺は休みだけどっ。






今日は、「萱の御所」と呼ばれる不退寺を訪れた。
京都じゃないじゃん。
奈良じゃん。
京都駅から近鉄に乗車して新大宮駅で下車。
駅から徒歩で20分くらい。





暑い。
汗びしょにならないように、慎重にゆっくりと歩いた。
生まれて初めて日傘(雨傘)をさして歩いた。
あれね、日傘ってほんと暑さを遮ってくれるんだね。
直射日光を浴びるよりも数段、楽ちん。
もっと早くから日傘を使えば良かった。







訪れて来る人も少ないのか
寺内には人はおらず静かで居心地が良かった。











在原業平が建立したと言われるお寺で
壮年期の業平自身が住んでいたところであるそうだ。
寺の維持が大変なのか、あちこち荒んだふうにも感じられた。
でも、手が回らない荒ぶれた庭もなにやら風雅な感じもする。
















本堂内でご本尊を拝みながら
受付の女性に、
お寺やご本尊様について
いろいろと説明をしていただけた。
なんでも、見事に彩色の残っているご本尊の兄弟仏が、
奈良国立博物館の仏像館に常設されているとのこと。
興味があったので、あとで仏像館にも寄ってみることにした。
(仏像館には、先月、行ってるんですけどね)













不退寺を後にして奈良国立博物館を目指す。
確か、受付の女性が、「バスは1時間に2本」と言っていたんで
近くにバス停があるはず。
大通りに出ると、バス停発見。
ラッキーなことに、行きたい方向のバス停だった。
さらにラッキーなことに、バス停に着くやいなや、バスがやってきた。
らっきーぽっきーけんたっきー。(死語







近鉄奈良駅のバス停で下車して昼飯にした。
何を食べようと彷徨っていたところ
カレーショップのお姉さんが声をかけてくれたので入店。
楽しいお話とともにカレーをいただいた。もちろんビールも。
めっさ美味かった。





カレーを食したあと仏像館まで歩いた。
例によって、鹿がわんさか。
そこらに鹿の糞が落ちていて、うっかりすると踏んでしまいそう。
鹿は、たいそう人気者で、あちこちで観光客が鹿を取り巻いていた。
俺は全然鹿には興味がないのだが…。

そして仏像館に入る。
お目当ての兄弟仏がどれなのかいまひとつわからなかったので
説明をしてくれるボランティアさんに尋ねてみたが
ボランティアさんも要領を得ない様子だったのだが
なんと、職員の学芸員さんに聞きにいってくれた。
つまらない要件で、お手を煩わせて恐縮です。
おかげで、どれが兄弟仏かわかって、楽しく仏像を鑑賞できました。






まだ時間が早かったので
興福寺の秘宝館…じゃなくて、国宝館に入館して
八部衆立像を拝見。
もちろん、お目当ては阿修羅像。
ほら、「百億の昼と千億の夜」にも出てきたじゃん。阿修羅。(古い

阿修羅像を見ていたら、法隆寺の百済観音像もお目にかかりたいなあと思えてきた。




近鉄奈良駅から京都駅に帰る。
そして地下街ポルタで早めの夕飯。








そしてホテルにチェックイン
ひとりなのに、なぜかダブル??
予約を間違えたかしらん?




で、ホテルの近くのコンビニで仕入れた酒とつまみで独り酒盛り。






おやすみなさいませ~♪


浅い眠り