今宵、十三夜。
片見月にならぬよう
しっかり夜空を見あげ
十三番目の月を愛でた。
少し欠けた月が雲に泳いでいる。

天気は下り坂らしい。
早く秋らしい秋が来るといいな
あ。
そうだ。
一冊読了。
遅読とはいえ時間がかかり過ぎ。

そう言えば
ニュースで「月に1冊も本を読まない人が、なんたら%で…云々」と流していた。
それを耳にしたとき
ふと思った。
読まないのではなく、月に1冊も本が読めないんだよなあと。
電車で読書している人は稀で、ほぼ全ての人がスマホの画面を覗きこんでいるようなご時世
寝る前のroutineが、本を開いて読書…ではなく、スマホを開いているのが当たり前のご時世
読書に充てられていた隙間時間は、スマホの時間に取って代わられた。
スマホは、簡単で心地いい。何より誰かとつながっているような気もして寂しさが緩やかになる。
読書に充てる時間がどんどん少なくなっていく。


