?斜後ろからのアングル。背びれや尻尾の感じもこれでご覧下さい。
■ライトグレーの背びれの先端
昨日ここで書いたツメとキバと同様に、背びれの先端の色も映像や写真でははっきりと定まった色をしておりません。映像等で見てもシーンによって白っぽくも見えるし、グレーにも見えるし、まるで何も塗装していないようにも見えます。
この頃のゴジラの背びれはキンゴジ等と比較して見ると若干薄めに作られているようですし(今回の商品でも一応原型段階で若干これまでのゴジラの背びれより「薄く」を意識して作ってあります)、劇中シーンでも背びれの揺れは多く見られています。ですから色が明確ではない理由としては、撮影のライティングのせいもあるとは思いますが、劇中では動きの激しいゴジラのアクションで汚れやすいでしょうし、損傷もしやすかったのではないでしょうか。1回ゴジラが転ぶだけで背びれは間違いなく汚れるし破損しやすくなります。
当時のゴジラスーツの背びれの先は書籍等によると白を塗っていたらしい事は確かなようです。しかし、白に見えないのはやはり汚れや損傷のせいが一番大きいのではないでしょうか。推測ですが、いくつかのシーンで見てみると、白を塗っていたと言っても薄めにしかも面積も少なかったのではないかと思うのです。
ちなみに流用スーツと言われる「南海ゴジラ」となるとさらにダークグレーに見える場面がほとんどです。
しかし背びれの先端がある程度白っぽくなければやはりゴジラらしくはありません。商品では白く塗って薄くドライブラシで汚れを入れるという方法もありますが、リアルすぎて違和感が出るので、白味を感じさせるグレーをチョイスしました。今回ライトグレーにしたのはそのためです。
(2008.9.29更新)
「大戦争ゴジラ スタンダードカラー」は完売致しました。ありがとうございました。