Part.6 細部の塗装について
今日は「ビオゴジ スタンダードカラー」の全身以外の各部の塗装色について。
■各部での色もこだわりました
間に合わなかったので、ここで紹介している彩色サンプル画像では、ツメ、キバ、背びれの先端等はスチール写真での「ビオゴジ」の色に近い肌色に近いクリーム色にしてあります。
が、商品では微妙に変えてあります。キバはほとんど映像ではこれらの色に近いのですが、ツメや背びれの先端はかなり汚れもあってかもっと黒ずんでいますので、それらに近い色にする予定です。これらの部分の実際のスーツの時の色も以前川北監督に教えていただいた事があるので、それを参考にして彩色致します。ただ、リアルタイプの商品ではないので、汚れを細かく塗装するのではなく、「カッコかわいく」から外れない程度のディフォルメらしく表現致します。
尻尾の裏は汚れを表現すべくダークグレーよりのダークブラウンでスプレーしています。映像で尻尾裏が見えている部分はほとんど影になっているため、明確な色は確定できませんが、推測も含めて痛みや汚れでの変色を表現してみました。
目の部分は当初、これまでの弊社の「ビオゴジ」で何度か使用してきたオレンジゴールドを予定していましたが、これも変更。実際のスーツでは瞳の部分はオレンジ近いブラウンだったそうなのですが、映像では暗いシーンが多い事や眉の部分の影で暗く見えてしまっているように、少し黒を加えたオレンジで塗装しています。