
Part.5 原型(5)

今日は「メカゴジラ」の原型を作ってみて感じた事、思った事です。
■未だに苦手意識はあります
ソフビの原型を作るにあたっては、ディフォルメなのでリアルタイプ、もしくはもっと本物に似ている要素を多く入れた物のような作り方はできません。分割パーツを増やせばもっとリアルには近づけられます。が、販売価格を考えるとパーツ数には限りがあります。そして毎回の事ですが、ソフビですから成型時の抜きの方向が重要になります。
メカゴジラで例えると、膝の突起や各背びれ、尻尾の突起等、足首から先等、かなりディフォルメアレンジせざるを得ません。
ましてや頭の角度もGメモリーズセレクションのゴジラに向かい合わせで自然になるように、やや下向きですし、脚もあえてがに股にしたりと姿勢にもこだわりをたくさん入れています。今までのゴジラ同様、ギリギリの角度で成型時に抜けるように作る事も必要なのですが、このメカゴジラはゴジラ以上に調整に時間がかかりました。メカなだけに微妙な角度を変えるだけでバランスが変わってしまうのです。
私にとってメカゴジラは、今までで一番難しい原型の商品でした。
また作れるのかと問われたら、突起や形状がいろいろついているメカには苦手意識が今でもあるぐらいなので自信はありません。でも経験を積まなければその苦手意識も解消されないのでしょう。
いくつかのメーカーさんのメカゴジラソフビを私も集めているのですが、今回自分で作ってみて、他社さんのカッコいいメカゴジラソフビを作られた原型師さんが本当にすごいと思いました。言い方は悪くて申し訳ないのですが(悪意はありません)、ディフォルメの際の上手なごまかし方ができている物と残念な作りをされている所の差がよりわかるようになりました(笑)。
こういった事も自分で経験しないと気がつかなかった事でした。