四季のつれづれ

移りゆく季節の中で感じる喜び・・・

平野 全興寺の閻魔堂

2009-06-26 19:45:40 | お出かけ
今日は、俳句の先生のお誘いで大阪市平野区の
平野町界隈へ、俳句仲間10人ほどでお出かけ。
平野町は大念仏寺、杭全神社を中心に
町ぐるみ博物館と称し、
レトロな町並み、
昔懐かしいくらしや駄菓子、自転車などの博物館が
町のあちこちに常設されている。

そんな中で今日行ったのは全興寺(せんこうじ)


1300年前、聖徳太子がこの地に薬師如来を安置したのが
始めで、大阪夏の陣で一部焼失したものを
江戸時代に再建され、大阪府下では最も古い
木造建築のひとつだそうだ。


本堂裏の一願不動尊。
落ちてくる水の音が涼しげ。


地獄堂と書かれているがこの中には閻魔様が祀られている。
「閻魔参り」というのは俳句では7月の季語。
この閻魔堂の中では、おどろおどろしい地獄の様子を
画面とナレーションで教えてくれる。
閻魔様に睨まれ、地獄の鬼に身構えられた横で
この話を聞くのは少々迫力がある…
その地獄の釜のふたが開くというのが
7月16日だそうだ。


地獄のおどろおどろしい話の後は境内に咲く
極楽の蓮の花を見て気を落ち着けよう。


こちらはガラスで作られた涅槃像。
かなりゲイジュツ的。


町の中のそれほど大きくはないお寺だが
一人、二人、あるいは親子連れで
参拝客は後を絶たない。

五句提出してくださ~いという先生の声に
句をひねりだす地獄を味わうことに…

□全興寺(せんこうじ)
 大阪市平野区平野本町4-12-21
 06-6791-2680