みんなの幼稚園

ひぶな幼稚園での子どもたちの様子
モンテッソーリ教育について紹介いたします。

ダメと言う前に大人が出来ること。『2』

2012年11月27日 | モンテッソーリ教育
まずは子どもの環境を整えて、子どもの秩序感を観察しましょう。

「見守る」と言ってもやってほしくないことだってあります。
子どもの行動を「にっこり見守れる」ようにするには、いくつかのポイントがあります。

0歳~3歳は、吸収精神というものがあり、環境の全てを自分に取り込みます。
まずは環境を整えましょう。

引き出されて困るティッシュの代わりに、やりたいことを思う存分繰り返し出来るような教材を作ってみましょう。

100円ショップに行けば、アイデア次第で簡単に作れます。


2歳児は、秩序の敏感期がピークです。

場所へのこどわり、物事の順番、誰の物だという所有について、頑固で妥協を許しません。

それが大人には「わがまま」「反抗期」と思われてしまいます。

でもそれは実はとっても大事な時期。

右も左もわからずにいた子どもは、毎日の繰り返しの中で、ようやく自分の位置を定め道筋を見つけます。
それが大人の都合でいつもの状態を崩してしまうと子どもは混乱してしまいます。

ですから、極力いつもの状態に保ち、乱雑うあ順序の狂いを避けたいものです。



次に大事なのは、子どもに接する大人です。

まわりの大人がゆっくりはっきり、口元を見せながら、幼児言葉ではなく美しい言葉で話しかけてあげること。

話し言葉の敏感期なので良い言葉の環境が大切です。


そして、自立に向かうこの時期は、『自分でやる』と言い出します。

子どもはとにかく自分でやってみたいのです。

自分でできるようにやり方を学びたがっているので、動きを分析して、ゆっくり見せてあげれば、あっという間に吸収する時期でもあります。




子どもが 『集中して取り組む真剣な表情』 と 『満足した笑顔』 を生むにはそういった『環境』が必要なのです。


2歳児保育『子どもの家』より