僕の友人で東京都立大学地理学科を卒業した人がいる。
彼は、大学で測量の授業は一切受けてなく、実習も受けてない。
しかし、その大学を卒業しただけで、測量士補の資格を与えられた。
そして、彼は地図の会社に就職して、測量をしたこともなかったが、その経験で測量士の資格を与えられた。
その様な経験で本当に測量ができるのか?
絶対に不可能だ。
ちなみに測量士の資格は試験に合格すれば実務経験なしで与えられる。
その試験の合格率は7%だ。
7%だと大したことないように思えるが、不合格率は93%。
ほとんどの人が落ちる試験だ。
7%とという超難関の試験の合格者に与える資格を、授業も何もせずに現場の訓練もせず資格をあたえるなんて、明らかにおかしな現象だ。
東京都立大は、何を考えているのだろうか?
民間の私立大学の様に大学生をかき集めて金儲けをしようとしているのではないよね。
じゃあ、なんでこんなバカな制度に乗っかるのだろうだろうか?
国土地理院の苦言を聞いてほしい。
国の機関が、ここまで言うのは珍しい。
あえて、ここまで言うというのは、凄く迷惑しているからにほかならない。
「b.学歴中心の資格制度
現行の制度では、大学等で測量学を履修し、卒業すれば測量士補の資格が与えられ、また、大学等で測量学を履修し卒業した上で測量に関する実務経験を積むことにより測量士となる資格が与えられる。
このような資格制度は、大学等の卒業者数が少なかった昭和20~30年代には適切であったと思われるが、現在のような高学歴化の時代においては、大学により測量教育の内容が大幅に異なり、卒業者間に測量に関する知識の格差が生じている。このような状況から、現行制度のように大学等の卒業を条件として資格を与える制度では、測量技術の進展に的確に対応できない測量技術者を生むおそれがある。
また、測量士・測量士補制度のように学歴及び実務経験のみで与えられる資格は、我が国の国家資格の中では少数である。」
現行の制度では、大学等で測量学を履修し、卒業すれば測量士補の資格が与えられ、また、大学等で測量学を履修し卒業した上で測量に関する実務経験を積むことにより測量士となる資格が与えられる。
このような資格制度は、大学等の卒業者数が少なかった昭和20~30年代には適切であったと思われるが、現在のような高学歴化の時代においては、大学により測量教育の内容が大幅に異なり、卒業者間に測量に関する知識の格差が生じている。このような状況から、現行制度のように大学等の卒業を条件として資格を与える制度では、測量技術の進展に的確に対応できない測量技術者を生むおそれがある。
また、測量士・測量士補制度のように学歴及び実務経験のみで与えられる資格は、我が国の国家資格の中では少数である。」
(国土地理院のホームページから引用)
東京都立大は、何のために誰のために存在しているのか?
こんな大学、社会に必要あるの?