小人、閑居して…

…弁理士と電験1種とを目指すひで爺のブログ…

京都・紅葉 プレ・シーズン

2011年11月15日 16時59分00秒 | 

雨上がりの土曜日、

紅葉にはちょっと早い京都に行ってきた。

 

  新幹線・京都駅から奈良線で「東福寺」へ

  警備員同士の『来週はもっと混むだろうね。』の会話

  それでもかなりの混雑です。

 

 

東福寺とっつきの左手

『栗棘庵』の前に和服の女性…見ると脇にメニューの看板が。

3000円ちょっと(正確にいくらか忘れてしまった。)でお弁当が食べられる。

予約が必要かと聴いてみると 『大丈夫』とのこと。

 

 庭に面した部屋に通される。

 この庭のモミジはまだ青々としている。

 盛りにはすばらしい景色だろうから。。きっと予約が必要になるのだろう。

 ツワブキの黄色い花を眺めながら 『紅葉弁当』をいただく。

 生麩の田楽が絶品。

 

 

 

   

 

通天橋からの景色…23日(勤労感謝の日)が見頃?

きっと凄い人ごみになるだろう。

 

 

普門院の前の庭。 偃月橋を渡って国宝・龍吟庵。

東福寺境内をぐるりと回ってから光明院へ。

 

    

 

  東福寺の雑踏から抜け出して ここはとても静か。

  縁側に腰掛けて庭の美しさに・・・

  苔の緑と砂の白さ これに紅葉の赤が加われば言うことなし。

 

 

 

 

祇園の料亭でちょっと贅沢な夕食の後は

ライトアップされた知恩院へ。

 

   

 

国宝の三門の楼上が一般公開されていて

数々の仏像と天井画を拝観することができる。

 

 

 

 

日帰りでしたが京の都の景色を味わってきました。

あと10日後でしたら、紅葉真っ盛り・・・

その時はこんなゆっくり楽しむことはできないでしょう。

プレ・シーズンの京都でした。

 

 

 

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信州の鎌倉・三重塔巡り

2011年10月27日 17時42分36秒 | 

信州・上田  別所温泉に行ってきた。

外湯、展望露天を楽しんだ翌日

『縁結びの霊木』・愛染かつらで有名な北向観音堂をお参りしてから

安楽寺に向かう。

安楽寺まではぶらぶらとサルスベリ並木を通って約10分。

 

  安楽寺  八角三重塔(国宝)

本堂の横の石段を上っていくと 中国風の塔が見えてくる。

    

一見 四重塔のようの見えるが

一番下の屋根らしきものは裳階(もこし)と呼ばれるものらしい。

『裳階付三重塔』というのが正しい。

     

屋根の葺き替えが終わったばかりで前日の雨に打たれた跡がとてもきれい。

五重塔でも三重塔でも普通は四角、

八角というのは珍しい。 直感的に中国風と思えるのもそのせいだろう。

 

 

安楽寺から 今度は車で30分ほど 前山寺へ

駐車場脇の参道が素晴らしい。

樹齢700年と推定されるケヤキの大木の存在感。

   『かけた情は水に流せ、受けた恩は石に刻め』

傍らの石碑に刻まれた文字に見入る。

 

  前山寺  三重塔(重文)

山門をくぐると大銀杏を従えて 三重塔が見える。

 

       

この塔、一階には窓も扉もあるのだが 二階・三階には窓もなければ縁もない。

『未完成の完成塔』と呼ばれているらしい。

本堂横の庫裏で 『くるみおはぎ』をいただく。 からめるタレが絶品。 

 

 

前山寺からまたまた車で30分ほど 山越えの道をゆく。

ナビに従って細い道に入ろうとすると  『参拝者の車は進入禁止』 の案内が

きょろきょろしていて、大法寺・駐車場の案内板を発見

今来た道を100メートルほど戻って 坂道をいくと広い駐車場にたどり着く。

案内板に従って三重塔を目指すと一般道(?)に出てしまう。

これは先ほどの『参拝者の車は進入禁止』の道、

道の脇にはひょうきんな表情の阿羅漢さんたちの姿が。

 

  大法寺   三重塔(国宝)

石段を昇り境内に。 更に曲がりくねった石段を昇ったところに姿が見える。

    

この塔の立ち姿には うっとりとさせられる。

決してきれいとは言えないみてくれだが スタイル抜群、

『みかえりの塔』と呼ばれているそうだが、確かに何度も見返してみたくなる

後ろ髪引かれる三重塔だ。 

 

若い頃、室生寺の五重塔に魅せられて・・・

何十年か振りに初恋の人に会いに行ったが

この三重塔たちにも また会いたいものだと・・・

ただ今度は何十年ぶりとはいかないな^^

 

信州の鎌倉と呼ばれているが

鎌倉ほど整備されていないし 垢抜けてもいない。

      (汚されていない。)

ここはやはり信州で、 人を惹きつける魅力に溢れている。  

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熱海・・・ちょっと行ってきました。

2011年02月10日 23時24分07秒 | 

ちょいと気分転換に 熱海に行ってきました。

熱海駅でレンタカーを借りて

糸川沿いの『あたみ桜』をながめ

 

            

       

梅祭り開催中の『熱海梅園』の早咲きの紅梅・白梅を楽しんできました。

 

     

 

 

 熱海梅園では『澤田政廣記念美術館』の彫刻に見惚れ

 

    『MOA美術館』ではエスカレータ・ホールの異様さに驚き

    『阿弥陀如来立像』に見入ってしまいました。

    尾形光琳作の国宝『紅白梅図屏風』が展示されていました。

 

宿の温泉も堪能しましたし

当然ながら 『熱海秘宝館』を見学することも忘れませんでした。

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奈良紀行・その4  五重塔/室生寺

2009年02月05日 01時50分18秒 | 

私が彼女に逢ったのは17歳の春

仲間と一緒に赤目四十八滝へ

http://www.akame48taki.jp/newpage1/newpage1.html

今のようには遊歩道もキャンプ場も整備されていなかった頃、
滝川の横の空き地(?)にテントを張って
飯盒炊爨。。。
翌朝、わさび農家の親父様にこっぴどく怒られたことを思い出す。
 
逃げるように赤目四十八滝を後にして
大野寺から室生寺へ。


石段の上に彼女はいました。
その可愛らしさに若者どもは ただうっとりと。


そんな彼女も台風で傷つき…
元気になった姿を見たいもんだと…
初恋の人を見る目は 成長した娘を見る目に変わりましたが。
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奈良紀行・その3  東塔/薬師寺

2009年02月04日 23時24分35秒 | 

この場所にも18、9の頃 親父に連れられてきた。
年賀状に薬師寺の朱印を押して出す というのが
親父の習慣だった。
だから訪れたのは 暮れの寒い季節。
 
西塔はまだなかったし 金堂も復興していなかった。
ちょうど高田好胤師が普山される前後のこと。
金堂復興の寄進をした覚えがある。 たしか瓦一枚。

薬師寺・東塔
美術の教科書にも出てきたこの三重塔は
裳階を抱いて六重塔のように見える。
不思議な形にもかかわらず
かもし出す安定感に心惹かれる。
建築当時は 西塔と同じくきらびやかな色彩を保っていたであろう外観は
悠久の時を重ねた色合いになっている。

60を迎える爺さんも18の若造と同じように
じっとその姿を眺めている。

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奈良紀行・その2  天燈鬼/興福寺

2009年02月03日 10時20分49秒 | 
 
 
この鬼は何を感じているのだろう。
四天王に踏みつけられていた鬼が人々の足元を照らす灯りを掲げている。
 
 『俺を踏みつけたのはいったい誰だ?』

   持国天・増長天・広目天・多聞天 ?
   だれが・・・ いったい?

そんなことを考えているのだろうか?

誇らしげに己の筋肉美を見せびらかしているのだろうか?

還暦を迎える爺も こいつに力をもらっている。
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奈良紀行・その1  阿修羅/興福寺

2009年02月03日 10時16分49秒 | 
 


春には阿修羅が上野にやってくる。
待ちきれなくて奈良に行ってきました。
 
今回の旅の目的は
興福寺の阿修羅像
薬師寺の東塔・・・ そして
室生寺の五重塔

どれも40年前に訪れた場所に
少し弱気になった自分を鼓舞するために・・・

新幹線で京都へ
京都から近鉄特急で奈良へ
土曜日だというのに車両の中は我々2人の他には中年の男性がただ一人。
この季節は多分観光シーズンでもないから・・・

近鉄・奈良駅を出て 興福寺に向かう。
ここは41年前、親父に連れられて・・・
国宝館の阿修羅を観て 足をすくめた記憶がよみがえる。
『生』とか『死』を 純粋に考えていた多感な頃・・・
あの時に感じたものを今でも感じられるのか?

一目散に国宝館へ

阿修羅は八部衆の一人としてショーケースの中にいました。
41年前、彼女(?)は一人でいたはずじゃ??
もっと驚いたことには極端に小さく見えたこと。
不思議なものです。
やはり私の中で純粋さが薄れていったのでしょうか?
初恋の人に巡り合えたにもかかわらず
甘い想い出ではなく 淫らな欲望を感じてしまったような・・・

そんな私を救ってくれたのは 天燈鬼の表情でした。
記憶にも残っていなかった『鬼』が 今、私の心を打っている。
18歳の若造が還暦を迎える爺さんを想像できただろうか?
還暦を迎える爺さんは18歳の若造が何を感じていたかを思い出している。
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