小人、閑居して…

…弁理士と電験1種とを目指すひで爺のブログ…

2010年度・弁理士試験を振り返って

2010年12月27日 21時58分48秒 | 

 

特許庁から発表された2010年度の弁理士試験の統計をみてみる。

 

受験志願者:  9,950

受験回数 1回~5回の人が5,748名と圧倒的に多い。

       (ここに含まれるわけじゃ)

     初陣の人も2,463名。

年齢別内訳をみると60代は419名で全体の4.2

最年長は83歳 とある。

まだまだやれる!

 

短答式試験の合格者は 899

合格率は13.7%とあるから 受験者は6,562

短答式免除者や欠席者が3,400名ほどいたのでしょう。

年齢別内訳をみると60代は22名。 全体の2.4

受験志願者の「4.2%」と比較してみると

やはりこの年代の合格率は低い。

20代、30代は志願者数に比較して合格率が高い。

やはり40を過ぎると記憶力が低下するのはしかたがないところ。

最高齢合格者は67歳。

 

論文合格者は822名 合格率は25.7

60代での合格者はわずか2名。

でも、最年長は71歳・・・・まだまだじゃ。

この方は何度目の論文試験だったのでしょう?

今年の短答式試験は免除でしたでしょうが・・・

 

最終合格者=口述試験合格者は756

口述合格率は70.1

60代の合格者は8名、全体の1.1

60代、70代は論文合格者数と最終合格者の数が同じ

ということは口述試験には全員合格?

歳の功ですね。

 

さて、短答式、論文、口述 の合格率を掛け合わせると

0.1370.2570.7010.0247   最終合格率=2.47

難関ですな。

 

今年に限ってみれば 受験希望者9,950名、合格者756

    7569,9500.076

短答式試験の免除者の合格率が高かったのでしょうね。

ただし60代の合格率は

    84190.019  2%に満たないんですね。

受験回数も1回~5回の人が大半を占めているし

6回目の受験を向かえる来年がラストチャンスかもしれない。

まてよ・・・ 受験回数21回以上の人が4名も合格している。

しかも、最年長の合格者は71歳。

 

まだまだ・・・ 諦められません。 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

弁理士・短答式筆記試験 過去問・平成14年度

2010年12月21日 00時30分53秒 | 

 

平成14年の短答式過去問にチャレンジ

法改正などで 60問のうち2問は削除されている。

 

従って 全58問

正解は41問  70.7

ギリギリの合格ラインかな?

 

著作権法、条約関係(特にPCT関係)に極端に弱い。

国際出願 → 国内手続き の手順についても勉強しなきゃね。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カレッタ汐留

2010年12月20日 22時02分03秒 | 

浜離宮恩賜庭園の帰りにイルミネーションが綺麗だというカレッタ汐留に。

BFPRONTOでスパゲティを食べ

46Fのクリスマス・ツリーを楽しんでいるうちに

日が落ち、あたりが暗くなり

 

イルミネーションが点灯しました。

 

              

 

亀をかたどった噴水の丘にはすでに満杯の人・人・人

カメラ、携帯を構えてます。

 

葉加瀬太郎 総合プロジュースの

海のクリスマスイルミネーション「BLUE OCEAN

カップルで観ると より綺麗に見えるでしょうね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

浜離宮恩賜庭園

2010年12月19日 21時39分54秒 | 

冬晴れの一日、

浜松町からのんびり歩いて汐留方面に

浜離宮恩賜庭園に行ってきました。

     

立ち並ぶ高層ビルをバックにした日本庭園は 『東京』ですね。

 

もとは徳川将軍家の庭園。

300年松の堂々とした姿は一見の価値があります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

弁理士・試験勉強スタート

2010年12月15日 00時54分40秒 | 

昨日から 2011年度 弁理士短答試験合格を目指しての試験勉強開始です。

マンション管理士、管理業務主任者 と横道にそれてましたが

(その結果も散々たるもので・・・)

来年は燦々とした結果にたどり着きたいものと気分一新です。

 

著作権法、不正競争防止法が出題範囲に含まれるようになり

問題数も50問から60問に増えた 平成14年から

今年・平成22年までの過去問を 年度別に・・・

第一段階は、実際の試験時間 3時間半で回答してみることに。

連続して3時間半の勉強時間は取れるはずはないので

細切れの時間活用です。

 

今日は平成14年の過去問 問1~問30 半分消化で終了です。

忘れていることが多いですね。

28問まで終わって(2問は法令変更により削除) 正解は20問

当てずっぽう の場合は最初から不正解扱いです。 

最初としては まずまずかな。

目標は過去問全正解!

 

明日は残り30問、明後日に復習です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

電気主任技術者・2次試験

2010年12月13日 00時15分43秒 | 

もし今年の2次試験の受験資格があったなら どうなっていただろう。

そんなことを考えながら 問題を解いてみた。

 

【電力・管理】 6問中4問の選択ですが 試しに解いた4問を選択したと思う。

実体験のない者にとっては論説問題は なかなかに難しい。

計算問題は いわばバーチャルの世界だから 取っつきやすい。

で、通常出題される2問の計算問題と論説を2問。

今回の計算問題は簡単な部類だと思う。 論説も比較的。

時間配分は難しいですが 

計算問題2問を解いて残り時間で論説の1問と半分くらいでタイム・アップでしょう。

甘く見積もって 80%は取れたと思う。

 

【機械・制御】 出題内容が1問しか入手できなかったが、多分この問題を選択したと思う。

得意の自動制御・・・どんな問題か分かりませんが

おそらく必死にチャレンジして解答をだした所で時間切れ15分前でしょう。

問1の(1)を解いたところでタイム・アップ  55%の出来かな?

 

試験会場では 焦り がありますから

こんなに簡単にはいかないことは分かっています。

【機械・制御】の平均点がどれくらいまでいったかによりますが

ギリギリ 合格っていきませんかね^^

 

受けられなかったので 何とでも言えます。

もう 『電気計算・1月号』には2種の解答解説が出ています。

1種の解説は2月号です。

(模範?)解答は 模範解答になるでしょうか? 楽しみです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

電験1種・2010年2次試験 (模範?)解答・その5

2010年12月11日 02時59分03秒 | 

電験1種  機械・制御 問1


200V
5.5W50Hz、6極の三相かご形誘導電動機の拘束試験の
結果は次のとおりである。
    線間電圧 40V
    線電流 22A
    三相入力 620W

この電動機をV/f制御のインバータで制御する。

始動の際、インバータの電圧および周波数の調節機能を利用して、

始動周波数を数ヘルツとすることによって、始動電流を抑えることができる。
励磁電流が無視でき、また、電気的過渡現象も無視できるものとして、
次ぎの問いに答えよ。

(1)r1r2およびx1x2はいくらか。

 

(2)始動時のインバータの出力周波数をfLとするとき、始動トルクを
全電圧始動で得られるトルクと等しいトルクで始動させるための
インバータの出力電圧VL(線間)をfLと等価回路定数の記号を用いた式で表せ。

 

(3)上記(2)において、始動電流が22AとなるfLおよびVLはいくらか。

 

さて、この問題

V/f 制御をどうとらえるかで様相が一変する。

V/f 一定制御ととらえると

    VL/L = Vn/fn  つまり VL = fL*Vn/fn = 4*L となって

(2)、(3)の設問の存在意義がなくなってしまう。

ここではVに対応してf も変化させる制御 

あるいは逆に表現すれば f に対応してVを変化させる制御と考えて

愚直に計算して正解を導き出すのが出題者の意図ではなかろうか?

 

インダクタンスは変化しなくてもリアクタンスは周波数 f に比例して変化することにも注意。

 

(1)の回答

線電流22Aで三相入力が620Wであるから

3 * IL^2 * ( r1+ r2 ) = 620

( r1+ r2 ) = 620 / 3 / 22^2 = 0.426997      r1+ r2 = 0.427 Ω(答)        

 

    三相皮相電力は √3 * 40 * IL であるから

3 * IL^2 * { ( r1+ r2 )^2 + ( x1+ x2 )^2 } = 3 * 40 * IL

   √{ ( r1+ r2 )^2 + ( x1+ x2 )^2 } = 1.049728  ← 拘束インピーダンス

    ( r1+ r2 )^2 + ( x1+ x2 )^2 = 1.101929

    ( x1+ x2 )^2 = 1.101929 –0.426997^2 = 0.919602

    ( x1+ x2 ) = 0.95895                     x1+ x2 = 0.959 Ω(答)

 

(2)の回答

周波数 fL  線間電圧 VL  定格周波数 fN  定格電圧 VN

すべり=s として

入力電流、機械的出力、角速度、トルク の計算式を出す。

このときリアクタンスは (L/N) * (+x) とする。

 

L=fN、 VL = VN  s=1 とすれば全電圧始動時の値が得られる。

 

両者を比較して

 VL = [ 800 * fL * { (r1+r2)^2 + (fL/50)^2 * (x1+x2)^2 } / { (r1+r2)^2 + (x1+x2)^2 } ]^0.5 

                             ・・・(答)

          ホント ?

 

(3)の回答

(2)で求めた入力電流の式にVLの式を代入すると

比較的スッキリと入力電流がfLの関数として表わされる。

これを22Aと置き、(1)で求めた ( r1+ r2 )^2 + ( x1+ x2 )^2 の値を入れれば

 

L = 2.00007

VL = 16.3362 が得られた。

                           fL = 2.00 Hz (答)

                           VL = 16.3 V (答)

                   

どうだろう?

計算ミスがなければ この考え方で正解が導かれると思うが・・・

あるいは まったくの 頓珍漢?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

    電験1種・2010年2次試験 (模範?)解答・その4

2010年12月10日 18時57分21秒 | 

 

電験1種 電力・管理 問3

 

地絡方向リレーを設置した図のような送電系統を考える。 送電線一回線に一線地絡事故が発生した場合のリレーの動作について、次の問に答えよ。 

 ただし、計算諸元は次のとおりとする。 また、変圧器に接続されている中性点の接地抵抗は、送電線や変圧器のインピーダンスよりも非常に大きいものとし、送電線の静電容量は無視する。 さらに、B端は無負荷、無電源とする。

    変電所送電端線間電圧     77000 [V]

    A端変圧器中性点の接地抵抗    R1=100 [Ω]

    地絡方向リレーのCT比と整定値

       A端リレー(Ry1、Ry2) CT比: 1000 [A]/5 [A]、  

                                                             整定値(電流):0.30[A]

       B端リレー(Ry3、Ry4) CT比: 800 [A]/5 [A]、 

                                                             整定値(電流):0.40[A]

    事故点までの距離と事故点抵抗 

     A端~B端の送電線の距離を100 [%] としたときの

                                          A端~事故点Fまでの距離:X [%]

      事故点Fの事故点抵抗:R2 [Ω]

         *事故点抵抗は純抵抗成分であるとする。

 

             

 

(1)     X=60.0 [%]、R2=0 [Ω] であるとき、事故点Fに流れる地絡電流を求めよ。

(2)     X=60.0 [%]、R2=230 [Ω] であるとき、Ry1、Ry2、Ry3に入力される電流の大きさをそれぞれ求めよ。

(3)     R2=230 [Ω] であるとき、受電端(B端)リレーが両回線ともに不動作、送電端(A端)リレーが両回線ともに動作となり、受電端が停電するX [%] の範囲を求めよ。

 

 

(1)送電端の線間電圧が77000Vなので

相電圧は 77000/√3 = 44456V

地絡抵抗が0 Ωのとき

題意より送電線のインピーダンスは

    中性点の接地抵抗に比べて無視できるので

地絡電流=44456/100=444.56  (答)445A

 

(2)地絡抵抗が230Ωのとき

   地絡電流=44456/(100+230)=134.715(A)

   分流計算をする。 60%なので

       一回線当たりのインピーダンスを 1 とすれば

   Ry1 側を流れる電流は

      134.715 x (1+1-0.6)/2=94.3005(A)

   Ry2, Ry4, Ry3 側を流れる電流は

      134.715 x 0.6/2=40.4145(A)

   

Ry1 に入力される電流は

   94.3005 x 5/1000=0.4715    (答) 0.472A

Ry2 に入力される電流は

   40.4145 x 5/1000=0.20207   (答) 0.202A

Ry3 に入力される電流は

   40.4145 x 5/800=0.25259    (答) 0.253A

 

(3) Ry1 側を流れる電流は

      134.715 x (1+1- /100)/2=134.715-0.673575・(A)

    Ry2, Ry4, Ry3 側を流れる電流は

      134.715 x /100/2=0.673575・(A)

 

     Ry1 に入力される電流は

 (134.715-0.673575・) x 5/1000=0.673575-0.003367875・

 Ry2 に入力される電流は

   0.673575・x 5/1000=0.003367875・

Ry3,Ry4 に入力される電流は

0.673575・ x 5/800=0.0042098・

 

   ここでRy1=動作, Ry2=動作, Ry3=不動, Ry4=不動 となる条件は

0.673575-0.003367875・ ≧0.3 ・・・(1)

0.003367875・ ≧0.3 ・・・・・・・・(2)

0.0042098・ <0.4 ・・・・・・・・・(3)

1)式より ≦110.9

2)式より ≧89.0769

3)式より <95.01639

従って 求める の範囲は    89.08≦ ≦95.01 (答)

                 解答条件が有効数字3桁ならば

                    89.1(%)≦ ≦95.0 (%) (答)

         この場合等号をつけたほうが厳密な解と思われる。

        

 

 

サービス問題だと思うのですが どうでしょう?

間違っていたら恥ずかしい限りです。

 

 

   

        

  

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

電験1種・2010年 2次試験 (模範?)解答・その3  補 

2010年12月10日 09時32分32秒 | 

 

貼り付けられなかった図が・・・

努力の甲斐あって・・・

 

        

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

   電験1種・2010年2次試験 (模範?)解答・その3

2010年12月10日 01時13分59秒 | 

電験1種 電力・管理 問6

 

 図1の電力系統において、系統の端末電圧Vrは、負荷の遅れ無効電力Qに対して1式の直線特性で降下するものと仮定する。 この系統の末端に接続される負荷の遅れ無効電力が、端子電圧に対して図2のように直線特性があるとすれば、系統の端末における電圧と無効電力は、ある値で安定状態となる。

 系統のリアクタンスXは、5.0 [] 100 [MVA] 基準%)で一定であり、定格電圧時の負荷の遅れ無効電力が50 [MVA] であるとき、安定状態における系統の末端電圧 [p.u.] 及び負荷の無効電力 [MVA] を求めよ。 なお、電圧降下において負荷の有効電力及び送電系統の抵抗分は無視できるものとし、系統の送電端電圧は1.0 [p.u.] (=定格電圧)で一定であるものとする。

 

             Vs       X       Vr 

              ____mmm_______ 【負荷】

                                Q →

           無限大母線

                      図 1

 

系統の電圧特性 : Vr Vs XQ ・・・・ 1

   Vr : 系統の端末電圧 [p.u.]

   Vs : 系統の送電端電圧 [p.u.]

   X : 系統のリアクタンス [p.u.]

   Q : 負荷の遅れ無効電力 [p.u.]

 

 

             ここにグラフがあるんですが・・・ 

             

             上手く貼り付けができない・・・

 

    

                                   図 2  負荷の電圧―無効電力特性 

              ( 単位は定格時の電圧、電力に対する []  

                                           

 

この問題は電力の基準の取り方と、電圧降下において負荷の有効電力が無視されている点(従って電圧特性の式に虚数が現れていないこと)に気づけば比較的簡単な計算問題だと思う。

下記の解答が間違っていたら・・・ えぇい!

 

図2のグラフから

         Q = 4x Vr - 300  【%表示】を得る。

 

   さて、ここでの Q [] は 

   定格電圧時の負荷の遅れ無効電力 50[MV・A]を基準としている。

   従って 100MV・Aを基準とすれば

 

   2Q = 4 x Vr - 300

      = x Vr – 150   を得る。

 

これを単位法で表せば

 

    Q = 2 x Vr - 1.5  p.u. 表示】 ・・・・・・・・・2

 

(2)式を 設問の電圧特性 (1)式に代入すれば

Vs=1、 X=0.05 として

       Vr=1-0.05 x (2 xVr-1.5)

       Vr=1-0.1・Vr+0.075 より

       Vr=0.97727          

                        系統の端末電圧 Vr=0.977p.u. (答)

 

これを2式に代入して

 

       Q=2x0.97727-1.5=0.45454 p.u.

従って    Q=100MV・A x 0.45454=45.454MV・A

 

                   負荷の遅れ無効電力 Q=45.5MV・A (答)

 

  

    

試験会場だと こんなに簡単には解けないですよね。

でも・・・ 正解かなぁ???

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする