小人、閑居して…

…弁理士と電験1種とを目指すひで爺のブログ…

ルノアールと若冲

2016年05月19日 23時55分00秒 | 

 

雨上がりのさわやかな朝、六本木の 国立新美術館にルノワールを観にいった。

 

           

女性に人気の画家ですから 平日ということもあり やはり圧倒的に女性が多い。

『舞踏会』は なるほど安心して観られるが・・・

全体的に どうもやっぱりピンとこない。  あまりにポピュラーだからだろうか。

裸婦像にしても モジリアニほどの迫力はないし

コローの描く女性ほど 色っぽくもない。

     好きな人には たまらなく良いいんだと思う。

コローの ≪ニンフたちのダンス≫ をじっくりと観て

唯一気に入った ≪ヴェールをつけた若い女性≫ の絵ハガキを買って美術館を後にした。

 

さて六本木から上野へ

お目当ては 東京都美術館の 若冲

上野駅に着いたのは午後2時ちょっと過ぎ。

東京都美術館の周りは入場待ちの人の列。  

最後尾のプラカードには 『待ち時間160分』 の文字。。。 2時間40分

閉館までに入れるのか?

 

HPには・・・

「5月18日(水)はシルバーデーにより65歳以上の方は無料。当日は大変な混雑が予想されます。」

なるほどね。

NHKでも 『若冲』を紹介していたというし・・・

   今日のところは諦めて 国立西洋美術館へ

こちらは コルビジェの設計による建物が世界遺産になるというので

建物の写真を撮る人人人

 

           

    5月18日は国際博物館の日

ということで常設展示は 無料観覧日となっていた。

 

館内はあまり混んでもいず  大好きな カペ の自画像をじっくりと眺めることができました。

             

マリー=ガブリエル・カペ   『自画像』 というんですから カペ自身でしょうが

天は二物を与えます。

 

美術館巡り・・・気温は上がりましたが  からっとして心地よい一日でした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フェルメール と レンブラント

2016年02月29日 22時43分37秒 | 

六本木に行ったのは何年ぶりだったか

六本木ヒルズ・森アーツセンターギャラリーに行ってきた。

   『フェルメール と レンブラント』   と銘うっているにもかかわらず

フェルメールは <水差しを持つ女>

  レンブラントは なんやら 甲冑をまとった女 の絵が・・・

それぞれ ひとつだけ。

    

少し期待外れだったが 森アーツとすれば これが限界?

 

魅せられる風景画が数点あって

仕事でたびたび訪れたオランダを思い出していました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホキ美術館/写実絵画の世界

2013年12月14日 22時39分47秒 | 

北風の吹く寒い朝、

JR外房線・土気駅で下車、「あずみが丘ブランニューモール行き」というバスに乗る。

バスの音声案内の『ホキ美術館はここです・・・』の呼びかけに慌ててバスを降りる。

どっちに行ったらいいのか迷っていると

駐車場を管理しているおじさんが 道を教えてくれた。

 

     『ホキ美術館』

         http://www.hoki-museum.jp

 

  写実絵画専門の美術館。

   写真技術が出現する前までは 絵画は記録媒体としての役割も持っていただろうから・・・

   現代では こんな絵を描くより 写真のほうが忠実に実物を再現できるだろうに・・・

 などと斜めに構えて館内に入る。

 

     館内は7-8個のギャラリーに分かれていて

     (ギャラリーといっても廊下みたいなところもあったが)

        

    本当に写真のような絵画が展示されていた。

        女性のまとう薄絹、コップの中の水、窓から差し込む日差し

    どんな手法で描かれているのか・・・

  

   

   モジリアニの描く女性が好きです。

   写実に近い フェルメールも好きです。

 

      それでも、

         ここまで徹底した写実もいいもんだと ・・・

            気にいった絵の 絵ハガキを3枚買って帰りました。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

円空 / 東京国立博物館

2013年02月04日 20時41分51秒 | 

上野の東京国立博物館に円空を観にいった。

  http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1556

 

荒々しいタッチの彫刻ではあるが

  荒ぶる神仏ではなく そこにあるのは優しく慈悲深い姿でした。

    口もとからは笑みがこぼれそうな雰囲気で 

       

   土着性のある信仰に根ざしたものだろう・・・神仏混淆の作品群

              

 

若い頃の作品は意外なほど表面が滑らかで

  あの研ぎ澄まされた単純さに至るまでの彼の人生はいかばかりだったろうと…

 

平日の午後、比較的ゆっくりと彼のひとの世界を楽しんできました。

 

 

平成館のほうでは 『書聖 王羲之』展が開かれていて

こちらのほうが賑わっていたようです。

   http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1569

(入場料も高いですが・・・^^)

               またの機会にでも。。。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『シルク・ドゥ・ソレイユ 3D 彼方からの物語』

2012年11月14日 15時40分46秒 | 

公開初日に IMAX 3D で観てきた。

   http://www.cirque-3d.jp/

平日の昼間だからか、人気がイマイチなのか

客席はまばら。

 

で、これはシルク・ドゥ・ソレイユのコマーシャル映画。

一応 ラブ・ストーリー仕立てにはなっているが

いわゆる究極のサーカスを見せる映画。

スローモーションやカメラ・アングルの変化を使って素晴らしい技を見せてはいますが

最近の映画じゃぁ CGが当たり前だから ましてやジェームズ・キャメロンだし

かえってサーカスの迫力が薄れてしまっている気がする。

固定アングルで普通に撮ったほうがダイナミックさが伝わったんじゃないかと思う。

 

    『これ以上は実物を見てください。』

というメッセージでしょう。

 

画像自体は綺麗だし、音楽も良い。

特にBeatlesナンバーを大音響で鑑賞できただけで・・・

   Lucy In The Sky With Diamonds 

   Octopus's Garden 

といったお気に入りの曲を楽しんできました。

 

長い長いエンド・ロールで Beatles の表記だけでなく 

4人の名前が出てきたのが単純にうれしかった。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フェルメール光の王国展

2012年06月19日 05時06分36秒 | 

銀座・松坂屋裏の銀座ソトコトロハス館に

『フェルメール光の王国展』を観にいった。

 

今年はフェルメールの当たり年で 

上野・国立西洋美術館では今、『ベルリン美術館展』で《真珠の首飾りの少女》観られる。

  http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2012berlin.html

 

少し前には渋谷・ぶんか村の 『フェルメールからのラブレター展』で

  http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/11_loveletter/

《手紙を読む青衣の女》、《手紙を書く女》 そして 《手紙を書く女と召使》

これら3点を楽しむことができました。

 

6月30日からは 東京都美術館で『マウリッツハイス美術館展』

  http://www.asahi.com/mauritshuis2012/

何年振りかで 《真珠の耳飾りの少女》に再会ができます。

          

 

さて、銀座ソトコトロハス館の『フェルメール光の王国展』

  http://www.vermeer-center-ginza.com/

これはフェルメールの筆になる全37点(真偽のほどが定かでないものも2点)を

デジタル技術で再創作(リ・クリエイト)したもの・・・

原画と等身大(?)、現存する原画より色鮮やかで鮮明

描きあげられた時には こんな感じだったろうという作品群です。

 

フェルメールの作品を一度に観られる展示ですが・・・

世界に点在する彼の作品を一堂に集めては

ちょいと食傷気味になる。

 

マウリッツハイス美術館で苦労して出会った 《真珠の耳飾りの少女》

こちらのほうが(当たり前ですが)・・・^^

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダ・ヴィンチ と ウディ・アレン / Bunkamura

2012年05月30日 12時48分08秒 | 

渋谷・Bunkamura に レオナルド・ダ・ヴィンチを観にいった。

イタリア・ルネッサンス期・・・ 500年以上前の絵画たちです。

レオナルド・ダ・ヴィンチ自身単独の作品は 《ほつれ髪の女》だけですが

人間を人間らしく描く写実性は 

写真技術が発達した現代では不要のものと思われるふしもあるが

デジタル技術においてもアナログ技術が基本になっていることを考えれば

『ありのままに描く』必要性は いつの時代でも必要なことだろう。

 

展示室の一角にモナ・リザばかりのコーナーが。

パロディではなく習作であったり弟子の作品だったり・・

ルーブル美物館所蔵の《モナ・リザ》(実物を観たことはないが)が

やはり一番であろうということがうかがわれる。

 

《ほつれ髪の女》を楽しんでから6階の ル・シネマへ

ウディ・アレンの『ミッドナイト・イン・パリ』を観た。

アメリカの小説家がパリに旅行にきて 

深夜になると黄金の1920年代の世界に紛れ込んでしまうというお話だが

現代のギルが1920年代にあこがれ

1920年代のアドリアナが世紀末に憧れ

世紀末のロートレックがルネッサンス時代にあこがれ・・・

『三丁目の夕日』を懐かしむ気分なのかもしれない。

ついでに観た映画にしてはとても得をした映画だった。

 

最近観た映画 『テルマエ・ロマエ』、『ダーク・シャドゥ』

どれも時空を超えるモチーフでどれも面白い映画だった。

 

それにしてもアドリアナ役のマリオン・コティヤールは魅力的です。

       

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フェルメールからのラブレター展/ぶんか村・渋谷

2012年01月10日 23時43分58秒 | 

3連休の中日、

渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムにフェルメールを観に行った。

http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/11_loveletter/index.html

 

フェルメールの作品は3点

 『手紙を書く女と召使』

   『手紙を読む青衣の女』

     『手紙を書く女』

すべて手紙がモチーフ・・・ で、つけられた名前が

   『フェルメールからのラブレター展』

これはちょっと無理があって 確かに青衣の女は手紙を読んではいますが

もともとの題名(?)は 単に『青衣の女』だった気がする。

 

あとは17世紀・オランダの画家の作品が並べられています。

この時代のオランダと言えば フェルメールとレンブラント(ちょっと前?)が

その光の使い方において 群を抜いています。

  注) この展覧会にはレンブラントはありません。

    レンブラントのお弟子さんの絵はありましたが・・

 

フェルメールの光は柔らかくて女性的、

        レンブラントの光は鋭くて男性的

などと 素人の感想です。

 

フェルメールの住んだ街・デルフトは小さな運河が流れる可愛い街。

         

                 

 

街には新旧の(新と言っても何年か前の)教会があって

Old Charch にはフェルメールの墓碑(?)があります。

      

  撮影禁止じゃなかったと思いますが・・・

  いずれにしても コッソリと撮ってきました^^

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

旭日鳳凰図/伊藤若冲

2011年07月04日 15時00分32秒 | 

旭日鳳凰図/伊藤若冲 

 

弁理士試験の前日、 

六本木・東京ミッドタウンにあるサントリー美術館に行って来た。 

  

  不滅のシンボル 

  鳳凰と獅子 

 

   と題した展示会をやっていた。

 

鳳凰と獅子という想像上の生き物がどのように生活に溶け込んでいったのか

時代の変遷とともに 彼らがどのように変化してきたのか 

 

そんなことが展示のテーマかと思われた。

 

 

伊藤若冲の作 『旭日鳳凰図』 の前で足を止めた。

 

        

 

 

繊細で、迫力があり、華麗で、剛健

どう表現するのが適切なのか・・・ 言葉では無理?

若冲 40歳頃の作品と聞く。

 

 

      

 

 

正直なところ 絵画を観て 感動を与えられることはある。

癒し、喜び・・・

 

 

 この絵からはなぜか勇気がもらえる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

光と 闇と レンブラント / 上野・国立西洋美術館

2011年06月06日 09時36分53秒 | 

会期末まで あと1週間ということで

すごい賑わいでした。

少し蒸し暑い日曜日、

思い立って上野へ 国立西洋美術館にレンブラントを観にいきました。

             

 チケット販売所の列の最後尾に並んだところで

  『現在入場制限中で~す。』 と係員。

チケットを買って入場を待つ人の列へ

 

10分ほど待って ようやく館内へ

更に10分ほどで 地下の展示場入り口に。

 

場内は 人・人・人・・・

小ぶりの作品が多いので 人の頭越しに観るのも辛い。

 

『光と 闇と レンブラント』、 『光の探求、闇の誘惑』

と、謳われている割には ピンとこない。

確かに彼の光と闇の使い方には魅了されますが

今回の展示では それが感じられない。 ちょっと残念。

 

熱海のMOA美術館に一枚だけ飾ってあるレンブラントのほうが

鮮烈な印象を与える。

やはりゴシャゴシャとした展示よりも 

4-5枚に絞ったほうが良いように感じる。

 

ゆっくりと常設展示を楽しんで帰ってきました。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする