都内で啜れる本格「竹岡式ラーメン」
都営新宿線・浜町駅から徒歩2分で、東日本橋駅や馬喰横山駅などからも徒歩圏内。金座通り沿い、久松町交差点そばにある「まる竹」へ。元々は高円寺駅前の「オホーツク北見焼肉 のっけ」で、昼のみ間借りする形で営業してきたが、2022年3月26日に現在の場所に移転オープンした。ご主人の望月利一氏は木更津のご出身。
コチラでは、望月氏曰はく幼少期は嫌いだったが今では郷愁の味という内房のご当地麺「竹岡式ラーメン」と、木更津の食堂で昔食べた味を再現した「黄色いカレー」を提供している。なお「竹岡式」はチャーシューの煮汁をお湯で割っただけのスープに乾麺という超個性的な一杯。都内で啜れる店はそう多くはない。
店内はカウンターのみ8席。麺メニューは「竹岡式ラーメン」を主軸に、その汁無しとなる「まぜそば」や、限定の「冷やし」も用意。そして竹岡式の定番である「薬味の玉葱」や煮豚に加え、メンマ、味玉、生卵、そしてワンタンの皮「トゥル」を追加トッピング出来る。一方の「黄色いカレー」は、ヒレカツを乗せてもOKだ。
今回は「竹岡式ラーメン」を特製(1000円)でオーダーした。先述の通り、スープはチャーシューの煮汁を湯で割っただけ。使用するのは本場と同じ富津の宮醤油と都一の乾麺だ。醤油のコクと酸味に加え、豚の出汁も程よく出ており本場の味を見事に再現。スープを吸った縮れ麺も、生麺とはまた違う食感で良い。
丼の味の肝となるチャーシューはトロトロで味も染みて絶品。ほか、黄身がトロっとした味玉、胡椒の効いたメンマ、薬味の生玉葱、海苔、ナルトが乗る。玉葱は最初は青臭さが残るが、スープの熱が入れば気にならず。都内で啜れる竹岡式の中ではかなりハイレベルだ。独特さゆえ味には賛否あるが、お好きな方は是非!
<店舗データ>
【店名】 まる竹
【住所】 東京都中央区日本橋浜町2-35-4
【最寄】 都営新宿線「浜町駅」徒歩3分