長野発の鶏ラーメン「しろがね」が流山に
つくばエクスプレスとJR武蔵野線の南流山駅から歩いて4分ほど。流鉄流山線・鰭ヶ崎(ひれがさき)駅からも等距離。南流山駅入口交差点そばに2022年5月14日にオープンした「らぁ麺しろがね 千葉流山店」へ。コチラは長野発、鶏を主軸に据えたラーメン店である。運営するのは安曇野市に本社を置く合同会社ミナホだ。
松本本店、安曇野、スイス村と長野県内に3店舗を構えるほか、2021年9月に那覇に、11月には埼玉吉川に関東1号店をオープン。そして今回訪れた千葉流山店は関東2号店である。元々は鰻店だった建物に入居しており、店内はカウンター4席と4人掛け小上がり2卓の計12席。店前には狭いながら3台分の駐車スペースもある。
麺メニューは濃厚鶏白湯「鶏こてっ」、淡麗鶏清湯「中華らぁ麺」の二枚看板で、それぞれ醤油と塩を用意。この他、辛さを選べる「濃厚担々麺」、低加水細麺の「博多鶏らぁ麺」、「鶏こてっ つけ麺」、「背脂肉そば」もラインナップしている。また、自家製の餃子やハーフカレーなどの飯モノも提供。
今回はしろがねの定番という「鶏こてっ」を醤油で、トッピングを最上級のスペシャル(1360円)にしてオーダーした。スープは安曇野の名水百選に選ばれる水と鶏のみで仕込み直送しているという。鶏の旨味が前面に出たクリーミーな白湯だ。醤油のカエシは強くなく、全体的にマイルドな飲み口に仕上がっている。
そこに合わせるのは、京都・麺屋棣鄂製の全粒粉入り中太麺。しなやかでコシもありスープとの相性も良い。そして特筆すべきは、チャーシューのボリューム感だろう。まずは、1センチ以上は厚みがあるだろうか、低温調理の鶏胸肉が2枚鎮座する。しっとりしていて味もよく、これだけでも食べ応えは十分だ。
さらに肉厚でレアな仕上がりの豚ロースが1枚と、脂の甘みがクセになる豚バラロールが2枚乗る。さすがスペシャルだ。ほか黄身ホックリの味玉、辛み抜いた玉ネギ、ホウレン草、極太メンマ、海苔4枚、小口ネギがトッピングされる。最後は卓上のシークヮーサー酢を加えてサッパリ完食した。こりゃ清湯も気になるなぁ。
<店舗データ>
【店名】 らぁ麺 しろがね 千葉流山店
【住所】 千葉県流山市南流山1-9-21
【最寄】 つくばエクスプレス「南流山駅」徒歩4分