肥宝館 -貧すれば丼する-

★閉店★ 【神保町】 RAMEN しじみ軒「特製 しじみ塩そば(1100円)」

名店「いもや」跡地で啜るシジミ出汁ラーメン

神保町交差点から水道橋方面に歩いて3分弱。白山通り沿いに2020年2月4日にオープンした「RAMEN しじみ軒」へ。この場所は、2018年3月に60年の歴史に幕を閉じた「とんかつ いもや」の跡地だ。いもや閉店後、同業種の「イマカツ」が入居するも2年持たずに撤退。「しじみ軒」がオープンしたという流れである。

ラーメンは看板メニューの「しじみ塩そば」と、豚鶏+魚介の醤油清湯の「中華そば」の2軸。有料トッピングには味玉、ネギと茗荷の薬味野菜、キャベツに加えて、三元豚焼豚、紀州梅干し、伊勢ワカメ、大森「藤森商店」が厳選した高級海苔といったブランド品も並んでいる。今回は「しじみ塩そば」を特製で注文することに。

貝のお吸い物のように薄く濁ったスープは、宍道湖のシジミをベースに、動物系だろうか、清湯出汁を重ねているそう。シジミが味の最前列というワケでは無いが、貝の旨みはたっぷり。そこに全粒焙煎粉を練り込んだ低加水の自家製中細麺を合わせている。小麦の香りが高く、麺肌がザラザラなのでスープとの絡みも良い。

チャーシューはシットリした食感の鶏ムネ肉と、レアな仕上がりの豚肩ロースの2種。鶏はスモークされていて良いアクセントに。豚もジューシーで、いずれも絶品だ。伊勢わかめは肉厚で香り良し。黄身がトロトロの味玉は、丼の中で唯一甘めの味付けなので存在感抜群。茗荷は主張が強過ぎぬ塩梅なのも好感が持てる。

卓上には黒胡椒、七味、黒七味があるが、特に使用する事なく完食した。ちなみにメニューには「本日の日替わり丼(350円)」があり、この日はスモークチキンと自家製タルタルの南蛮丼とのことだったのでオーダーしたかったが、残念ながら売り切れ。次回は醤油清湯の中華そばに日替わり丼を追加してオーダーしてみたい。

<店舗データ>

【店名】 RAMEN しじみ軒
【住所】 東京都千代田区神田神保町2-48-1
【最寄】 都営地下鉄・東京メトロ「神保町駅」徒歩3分

★2022年8月8日より休業。その後、閉店
★跡地には2022年2月に「札幌飛燕」が入居

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