肥宝館 -貧すれば丼する-

★閉店★ 【千葉 銚子】 おま屋 1号店「煮卵入り中華そば(800円)」

銚子の深夜の決定打。煮干し香る絶品中華そば

銚子電鉄の「観音駅」北側はかつて、坂東三十三観音巡りの第27番札所・飯沼観音への参詣客で賑わったエリアだ。戦後は私娼が跋扈した特飲街として栄えたという。だが栄華を誇ったのも今は昔。居酒屋やスナック、外国人パブが点在する程度である。今夜は飯沼観音そばで夜7時から深夜3時まで営業する「おま屋 1号店」へ。

1号店は中華そばを軸に、酒、つまみメニューまで提供する居酒屋として営業。このほか銚子駅そばには2号店もあるが、こちらは昼~夜営業の中華そば専門店となっている。ちなみに本店はスナック「ローレル PART5」の2階に店舗があるが、玄関がローレルと共用なので、中から歌声が聞こえても迷わずドアを開けるべし。

店内は小上がりがメインで、完全に居酒屋の雰囲気。各種麺メニューに加え、もつ煮込み、レバー焼き、塩辛ポテトフライ、土鍋麻婆豆腐、海鮮アヒージョといったツマミ料理から、チャーハン、ガーリックライス、チャーシュー丼などの飯モノ、バニラメープルトーストやタピオカなどのデザートまで幅広く提供している。

ツマミメニューと酒で準備運動を済ませ、いよいよ気になる麺へ。メニューは大きく分けて「中華そば」と「油そば」の2種で、チャーシュー増しに加え、煮卵、長ネギ、メンマ、玉ネギをトッピング可能だ。同行者もいたので「煮卵入り中華そば(800円)」と「油そば(700円)」に煮卵と玉ネギ(各100円)をトッピングしオーダー。

「中華そば」は、ゲンコツと煮干しを煮込んだスープで、ラードを張ってあるのでアツアツだ。煮干しはエグ味が出るほど強いわけではなく、それでいて存在感がしっかりとある絶妙なバランス。細めのストレート麺もスープによく合っている。玉ネギと煮干しの相性も良い。チャーシュー、味玉、メンマの個性は強くは無いが旨い一杯だ。

一方の「油そば」は、中細麺に甘めのタレを絡めたもので、唐辛子がピリっと効いていて旨い。こちらもやはり、トッピングした玉ネギが良い仕事をしている。これが呑みのシメで出てくるのは、かなり贅沢だ。ちなみにラーメンだけ啜って帰るのも良いそうなので、銚子の夜を素敵に彩りたい貴兄は是非どうぞ。

<店舗データ>

【店名】 おま屋 1号店
【住所】 千葉県銚子市陣屋町4-34 2F
【最寄】 銚子電鉄「観音駅」徒歩3分

★2020年5月に一旦閉店。
★新型コロナ収束後、移転し再開予定と。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「千葉県」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事