肥宝館 -貧すれば丼する-

【茨城 大洗】 ゆにろーず 大洗店「プレミアム黒にんたまラーメン(700円)」

茨城・大洗で迷い込んだニンニクの森

北関東自動車道で大洗を訪れる人には、避けて通れぬ店がある。水戸大洗インター下りてすぐ、赤い屋根が目印。「にんたまラーメン」の名を掲げるラーメンチェーン「ゆにろーず」だ。茨城を中心にインターチェンジ付近やトラックステーションなど、全国で約20店を展開。年中無休・24時間営業でラーメンを提供する、ドライバーの強い味方なのだ。

駐車場はトラックが何台も停められるほど。また店舗も広いのだが、面積の半分はUFOキャッチャーなどのゲームコーナーという贅沢なレイアウト。マンガも多数揃えている上、ドリンクバーも完備というネットカフェのような環境だ。深夜は地元の若者も多い。食べ物は食券制で、右肩に書かれた番号で呼ばれるシステムになっている。

ちなみに、看板の「にんたま」は、ニンニク+タマゴの略である。旗艦メニューの「にんたまラーメン」は豚骨ベースのスープに、たっぷりの背脂と揚げニンニクが浮かぶジャンキーな一杯。他にも、味噌ラーメンや醤油清湯の中華そば、野菜たっぷりのタンメンなどを揃える。肉汁プリタツの「ぴゅっ飛び餃子」も名物だ。どれも味は想像を超えないが、深夜の茨城で贅沢を言っては罰が当たる。

今回は、マー油を浮かべた「プレミアム黒にんたまラーメン」をチョイス。黒胡椒がミルごと添えられるのだが、これは松屋のプレミアム牛丼における「黒七味」を丸パクリしたのではないかとの疑惑が…。なお、黒胡椒に加え、セルフカウンター「にんにくの森」では、おろしニンニクのほか、辛味噌などが入れ放題。原作の味を蹂躙しながら食べる快感に浸れる。

味はさておき、至れり尽くせりの「ゆにろーず」。そういえば、茨城には山岡屋、茨城珍来、ゆにろーずと、深夜営業のラーメンチェーンが多い。茨城が農業・工業製品の生産地であり、それを関東に運ぶ物流業が盛んであることと関係があるのかもしれない。この店でグルメぶるのは無粋だ。黙って麺を啜るべし!

<店舗データ>

【店名】 ゆにろーず 大洗店
【住所】 茨城県水戸市大串町896
【最寄】 北関東自動車道「水戸大洗I.C.」降りてすぐ

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