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肥宝館 -貧すれば丼する-

★移転★ 【福島 小名浜】 麺屋 五鉄「浜膳(1000円)」

「いわき・ら・ら・ミュウ」唯一のラーメン店

福島県最大の港・小名浜。きょうは、その広大な港の1号埠頭、イオンモールの目の前にある「いわき・ら・ら・ミュウ」へ。こちらは土産屋や新鮮な魚が並ぶ市場、飲食店が入居する観光物産センターである。特に、鮮魚から干物や加工品までが並ぶ海鮮市場ゾーンは圧巻。この時期は鮟鱇や目光、鯖、スルメなど、どれも旨そう。

また土産物店には、いわきの地酒・又兵衛やシーフードケーキと銘打たれた「かねまん本舗」の創作かまぼこ、「ままどーる」や「ゆべし」といった福島銘菓、常磐ハワイアンセンターにちなんだフラ関係のグッズ、人の顔の2周りは大きい手焼のメヒカリ煎餅などが並ぶ。個人的には、かねまんの「燻しかま」が気に入っている。

そして、館内1階と2階の海鮮グルメ通りには、海鮮丼の行列店「ウロコジュウ」、煮魚の旨い「まさ常」をはじめ、新鮮な魚介類使った料理店が並び、団体客にも対応可能だ。以前、ウロコジュウを訪れた際には、酢飯の盛りの良さに驚いたものだ。色々と目移りする所だが、今回は1Fにある唯一のラーメン店「麺屋 五鉄」に入ることに。

決定打となったのは「サンマだしらーめん」とミニサイズの「マグロ重」のセットが通常1250円のところ、『本日1000円』と書かれた貼紙だ。店内はテーブル席メインの55席。以前は常磐バイパス沿いと鹿島街道沿いにも店舗を構えていたが、そちらは閉店。現在は「ら・ら・ミュウ」内の店舗のみが営業している。

麺メニューは、醤油・塩・味噌の3種のラーメン、醤油と塩のつけ麺に加え、人気の「えびらーめん」「サンマだしらーめん」や、たまり醤油を使った「小名浜ブラックラーメン」、豪勢な「ウニ貝焼ラーメン」「蒸しうにと花咲ガニの冷やし中華」なんてのもある。また、港らしくイクラ、マグロ、ネギトロのお重も提供。単品で注文が可能だ。

さらに、えびラーメンとミニサイズのマグロ重かネギトロ重がセットになった「五鉄膳」と、サンマだしらーめん+ミニマグロ重の「浜膳」も用意されている。今回は、件の『本日1000円』という店の人気No.2メニュー「浜膳」をお願いすることに。また、同行者は人気NO.1の「特製えびらーめん(1000円)」を単品でオーダーした。

まずは「サンマだしラーメン」をひと口。スープはサンマ節の香りが効いた塩清湯で、そこに中太でコシのある麺が泳ぐ。塩味は強すぎず、優しい味に仕上がっている。チャーシューはロース肉が1枚。低温調理なのだろうが配膳時にはスープの熱が入りレア感は薄めだが、味は良い。ほか、ワカメ、カイワレ、メンマが乗る。

一方のマグロ重だが、フルサイズではないのに、なかなかのボリュームで驚く。店頭POPの写真と違い、この日は炙りマグロでの提供だそうだ。お安めだからか刻みのりは無し。鰹のタタキの様に赤身を炙ったもので、醤油とワサビを付けて頂いていく。超絶品…という事もないのだが、1000円でこのボリュームは嬉しい。

さて、同行者の「えびラーメン」もひと口。3種類の海老を炊いたというサラサラのスープは、旨味も海老の香りも強く良い味。海老の香味油が浮いているので赤く見えるが、辛味は一切なし。特製はチャーシュー2枚と海老ワンタン2個、煮玉子が付いてくる。観光地価格ではあるが味は悪くない。土産物色がてら一杯いかがだろうか?

<店舗データ>

【店名】 麺屋 五鉄
【住所】 福島県いわき市小名浜字辰巳町43-1
【最寄】 JR常磐線「泉駅」より車で15分ほど

★2021年2月28日に「ら・ら・ミュウ」から撤退
★移転先はいわき市泉町下川須賀蛭542

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