オープン早々に人気店の仲間入り。北柏「萌芽」
JR常磐線・北柏駅南口から県道268号線を大堀川方面へ歩いて3分ほど。2019年12月にオープンした「中華蕎麦 萌芽(ほうが)」へ。ご主人の大橋氏は松戸や我孫子の人気店で修業し独立。オープン早々に有名店の店主らがSNSで推した事もあり一気に注目店に。平日・休日とも夜営業が無く、県外客にとってハードルはやや高め。
店内はテーブル席とカウンター席が混在。看板に「自家製麺 豚骨×煮干」とある様に、中華蕎麦は煮干清湯、豚骨白湯、そして両者を合わせた白湯の「豚骨煮干中華蕎麦」が主軸となっている。また、煮干油を使ったジャンキーな「油そば」も旨そうだ。一方、サイドメニューでは「唐揚げ」が人気で、テイクアウトも可能である。
今回は券売機最上段の「豚骨煮干中華蕎麦」を注文した。この豚骨煮干。店頭のPOPに「今まで食べた事ない味わい」と書かれていたのを見て、最初は正直「豚骨煮干なんて、どこにでもあるじゃないか」と思っていた。しかし「萌芽」では、動物系と魚介系を後で合わせるWスープではなく、1つの寸胴で豚骨と煮干を重ねている。
この手法により両者の一体感が生まれ、円みある味に仕上がるそうだ。確かにスープは煮干の香りと程よい苦味、豚骨の油と旨味が共存し、唯一無二の味に仕上がっている。茶濁しているが、カエシは控え目。飲み口はサラサラではあるが、表面の油膜が固まっているのからも判る通り、唇がピタピタとする程にオイリー。これは旨い。
そこに合わせる自家製の中細ストレート麺は、麺肌ツルツルでコシもあり、スープとの相性も抜群だ。丼央に鎮座する厚切りのチャーシューはホロホロで、しっかり醬油ダレで味付けされている。ほか、胡麻油で味付けされたメンマ、香りの強い白ネギ、海苔、ナルトが乗る。小ぶりな丼、あっという間に完食した。次は煮干清湯かな。
<店舗データ>
【店名】 中華蕎麦 萌芽(ほうが)
【住所】 千葉県柏市北柏1-3-5
【最寄】 JR常磐緩行線「北柏駅」徒歩3分