徳島では貴重な東池袋大勝軒系もりそば
JR徳島駅から歩いて4分ほど。駅前ロータリーに隣接するポッポ街商店街を抜け藍場浜公園へと向かう途中にある「麺屋 六根」へ。ご主人の武市洋氏は東池袋「大勝軒」での修行を経て、2010年11月に独立創業した。修業元同様の濃厚動物魚介系の「もりそば」を啜れる店は徳島では貴重な存在。昼時には行列が出来ることも多い。
店内はカウンター6席と4人掛けテーブル3卓の計18席。麺メニューは「もりそば」「中華そば」の2軸で、通常はコッテリしたスープでの提供となるが、苦手な人のために、いずれもアッサリ目の「和味(なごみ)」に変更することが出来る。なお「もりそば」の麺量は並200g、中300g、大400gで「あつもり」にすることも可能だ。
今回は「特製もりそば(1100円)」を注文した。麺の茹で時間が長いので着丼までは10分強。つけ汁はゲンコツやモミジ、魚介を長時間炊いた濃厚なもので、動物系出汁の旨味に加え、煮干しの風味もしっかり感じられ良い味だ。一方の麺は、少し歯が食い込むうどんのような食感の極太麺で、つけ汁との相性も良い。
そして海苔以外の具材は全てつけ汁に入れられており、チャーシューはタレの染みたバラロールが2枚。ほか黄身ネットリの味玉、短めにカットされた極太メンマ、刻みネギ、柚子皮となっている。最後は徳島ならではの「スダチ酢」を麺にかけサッパリと完食した。あまり観光客向けではないが、王道のつけ麺が恋しくなった方は是非!
<店舗データ>
【店名】 麺屋 六根(ROCK ON)
【住所】 徳島県徳島市寺島本町西1-32
【最寄】 JR高徳線「徳島駅」徒歩4分