タマネギ尽くしの淡路サービスエリア
大きな観覧車が目印。淡路島北部にある神戸淡路鳴門自動車道「淡路SA」へ。こちらはフードコートが充実してる上、淡路島や四国のお土産も網羅していて、ドライブには欠かせないスポットだ。Uターンや、上下線のSA同士の行き来も出来るので、このSAを目的地に高速を飛ばしてくる地元客も多いという。
淡路島には手延べそうめん、タコや太刀魚を使った干物や練り物、甘辛に味付けされた「大野海苔」、島育ちの柑橘類の菓子など色々な名産品があるが、東の横綱にあたるのはタマネギだろう。スープ、ドレッシング、カレー、煎餅、ジャムなど様々な加工品も面白いが、私は春先に出回る柔らかくて甘い新タマネギが一番好きだ。
淡路SAでは上下線ともに、そのタマネギを前面に押し出したラーメンを啜ることが出来る。四国から神戸に向かう上り線にはスープから麺、トッピング、香味油など各部にタマネギを使った一杯を提供する「ラーメン尊」がある。そして、コチラ下り線ではフードコートのメニューに「淡路玉ねぎラーメン」がラインナップされているのだ。
フードコートなのでメニューにはカレーや丼モノ、うどん、蕎麦なども揃っている。ご当地モノだと、淡路牛コロッケや淡路玉葱メンチカツ、鳴門ワカメを乗せたうどん、釜揚げしらす丼なども。そしてラーメンは醤油、味噌、豚骨、塩、カレーと5種のスープを用意。今回は「淡路玉ねぎラーメン(写真左)」を醤油味でオーダーした。
スープは鶏ガラベースの醤油清湯で、タマネギも使っているのか、飲み口はやや甘め。麺は細めの縮れ麺。その上に刻んだタマネギスライスと青ネギ、フライドガーリックが大量に乗っている。ネギは一度茹でてあるようで辛味はなく甘みが強い。スープと麺は業務用の感が強いが、ネギ好きなら啜っておきたい一杯だ。
それから、以前ココを訪れた際、玉葱を練りこんだ薩摩揚げをドンと乗せた「淡路玉葱平天ラーメン(写真右・710円)」も啜ったことがある。ベースのラーメンは同じで、甘みの強い薩摩揚げが乗った個性的な一杯だった。薩摩揚げ以外のトッピングは刻みネギのみと物足りなさもあったら、見た目のインパクトは大きかった。
ちなみにサービスエリア外側の屋台では、玉葱を使った豚まんや、カツバーガー、練り物も購入可能。また、明石焼き、タコ足の串焼き、淡路島牛乳を使ったソフトクリームなどもテイクアウトできるので、合わせ技で満腹になるのも良いだろう。界隈最大級の「淡路SA」。休憩もお土産の購入にも重宝するスポットである。
<店舗データ>
【店名】 淡路SAフードコート下り線
【住所】 兵庫県淡路市岩屋仮田2568
【高速】 神戸淡路鳴門自動車道「淡路SA」下り