静岡SA・上り、ココだけで啜れる一風堂の限定麺
東京ICまで残り約165キロ。新東名上り線の「静岡SA」へ。新東名は駿河湾沼津、浜松、岡崎と魅力的なサービスエリアが多いが、ここ静岡SAに寄ったのは他でもない。フードコートに豚骨の全国チェーン「一風堂」のブランド『IPPUDO RAMEN EXPRESS』が入っていて、ココだけで啜れる限定メニューがあるからだ。
ラーメンの前に、まずは静岡の産品を揃えた「静岡マルシェしずまる」で、お土産を物色。お茶、ワサビ、蜜柑、カツオ、干物、桜エビ、金目鯛など様々な商品が並ぶが、中でも一等目を引くのは「缶詰」の種類の多さである。静岡は「はごろもフーズ」「いなば」「ホテイ」など缶詰メーカーが集まる、まさに缶詰王国。品揃えもスゴい。
他にも、静岡に本社を置くTAMIYAのプラモを販売していたり、バンダイが静岡に工場を持つ関係で、機動戦士ガンダムのグッズ自販機や展示もあり賑やかである。そんな静岡SA上り線のフードコートには、お目当ての「IPPUDO RAMEN EXPRESS」の他、焼津港直送のカツオを提供する「焼津丸」などもラインナップされている。
さて、ココだけで啜れる限定メニューだが、それは「わさびとんこつ」というシロモノである。ベースとなるラーメンは「一風堂」の主軸である長時間煮込んだマイルドな豚骨スープ「白丸」に、低加水の細麺が泳ぐ王道の一杯。そして、丼の中央に鎮座するワサビ入りの団子をスープに溶かして啜り上げていく。
パッと見は練りワサビの塊かと思い身構えてしまうが、実はコレ、ワサビに挽肉とタマネギを混ぜ合わせた団子。鼻にツンとくる程の辛さは無く、旨味と甘みすら感じる味付けになっている。激辛を期待してオーダーした方はガッカリするかもしれないが、マイルドな豚骨スープにワサビの風味が広がり調和。意外と合うものだ。
一風堂のファンなら一度は試しておきたい一杯である。ちなみに150円で替玉も可能。もちろん「わさびとんこつ」だけでなく、一風堂の看板メニュー「白丸」「赤丸」や、つけ麺、醬油清湯の中華そばも提供しているので、何かと便利に使えそうだ。なお店舗は24時間営業ではないのでご注意を。
<店舗データ>
【店名】 IPPUDO RAMEN EXPRESS 静岡SA
【住所】 静岡県静岡市葵区小瀬戸字谷川地1514
【高速】 新東名高速道路「NEOPASA静岡」上り