節香るアツアツスープの「もちもちの木」
JR総武線・大久保駅の南口から歩いて3分ほど。小滝橋通り沿いで営業する「もちもちの木 新宿店」へ。1999年に埼玉県白岡市で創業し、千葉県野田市、仙台、ここ大久保などに支店を展開。カップラーメンにもなった人気店だ。新宿店はビルの地下1階にあり、ダウンライトの照明と流れるJAZZが心地よい空間である。
麺メニューは「中華そば」と「つけ麺」の2軸で、チャーシュー、煮玉子、ネギ、高菜、メンマを追加トッピング可能である。なお、麺量だが「中華そば」は小盛=1玉140g、つけ麺は小盛=1玉200gで、中盛=2玉、大盛=3玉と増量できる。今回は「中華そば 小(650円)」に煮玉子(100円)を乗せオーダーすることに。
もちもちの木の特徴は「冷めにくいアツアツスープ」だ。薄濁りのスープは鶏+豚骨の動物系に鰹節メインの魚介系を合わせたもの。表面を厚い油の層で覆い保温しているので、アツアツなのに全く湯気が出ないのである。熱すぎて最初は味がわかりづらいが、冷めるにつれ節の香りと動物系の旨味をしっかり感じられるように。
そこに合わせるのはモッチリ感のある中細麺だ。スープを良く絡めとり旨い。チャーシューは肉の旨味が凝縮されたバラロール肉が1枚。味玉は黄身ネットリで薄めの上品な味付けで美味だ。ほか、手作業で割いているというメンマ、白髪ネギが乗る。アツアツで節が香る、唯一無二の一杯。美味しく完食した。次回はつけ麺を啜りたい。
<店舗データ>
【店名】 もちもちの木 新宿店
【住所】 東京都新宿区北新宿1-4-1 アルマビルB1F
【最寄】 JR総武線「大久保駅」徒歩3分
★2019年4月末をもって閉店