銀座屈指の名店「麺処 銀笹」
都営大江戸線・汐留駅の5番出入口から徒歩3分ほど。新橋駅や銀座駅からも徒歩圏内。昭和通りの蓬莱橋交差点そばの路地で2010年11月から営業する「麺処 銀笹」へ。ご主人の笹沼高広氏は18年間、赤坂「浅田」や銀座「あさみ」など複数の和食店で板前を務め独立創業。和食の御椀をイメージしたというラーメンで人気を博している。
店内は2人がけテーブル9卓の計18席。混雑時はまず店内で食券を購入し、軒先に並ぶルールだ。麺メニューはラーメン、つけめんがそれぞれ「塩」と「白醤油」の2種あるほか、鶏と豚の白湯にジャガイモや玉ネギ、ニンジンなどのポタージュを合わせたラーメン「塩ポタ」「焦がし味噌ポタ」「ポタ節」もラインナップ。
それぞれ炙り焼豚、角切り焼き豚、味玉、のり、メンマ、鯛つみれ、コーン、キクラゲ、わさびを追加トッピング可能だ。また、修行元である銀座「あさみ」ゆずりの「鯛飯」も人気で、残ったスープを回しかけて茶漬けにしてシメるのが定番だ。ほか飯モノには焼豚飯、白飯もあり、それぞれハーフサイズも用意している。
今回は腹具合を見て人気の「鯛飯」は見送り。これまた人気の「塩ラーメン(950円)」に味玉(130円)をトッピングし注文した。着丼までは7分ほど。茶漬けにしやすいよう片口の丼で提供される。なんでも、ご主人の趣味である陶芸の師匠が作ったものだそう。また同時にアオサ海苔と焦がした香味野菜の薬味が添えられる。
薄濁りのスープは昆布、鰹節、煮干などの魚介出汁をベースに鶏ガラ、豚骨を合わせたもの。様々な旨味が混然一体とし、それを塩ダレがしっかりまとめている。滋味深く、流石の旨さだ。そこに合わせるのは三河屋製麺所のハリがある細縮れ麺。食感、スープとの絡みとも良し。これはもう箸もレンゲも止まらない。
チャーシューは炙って香ばしい大判バラロール肉が1枚。味玉は黄身ネットリで良い味に。ほか、フワフワの鯛つみれ、水菜、白髪ネギ、糸唐辛子が乗る。途中で薬味を加えると、アオサの香りと香味野菜の焦げ感が加わり風味が変化。最後まで美味しく頂いた。次回こそは鯛飯を添えてオーダーしよう。ポタ系も気になるなぁ。
<店舗データ>
【店名】 麺処 銀笹(ぎんざさ)
【住所】 東京都中央区銀座8-15-2
【最寄】 都営大江戸線「汐留駅」5番出入口徒歩3分