都内トップクラスの台湾まぜそば
西武池袋線と都営大江戸線の練馬駅から南へ歩いて3分ほど。中央通りを抜けた先、ビルの半地下で営業する「麺 酒 やまの」へ。ご主人は三鷹で人気店「鶏こく中華 すず喜」「スタミナ満点ラーメン すず鬼」を営む鈴木信介氏だ。鈴木氏が2011年に創業した「練馬ちゃんどん」をリニューアルし、2013年4月に創業したのが「やまの」である。
店内はカウンター7席と4人がけテーブル3卓の計19席。以前は「煮干中華」もあったのだが2024年6月に提供終了。現在は名古屋のご当地麺「台湾まぜそば」を主軸に営業中だ。ただ、メニュー上はあえて「台湾」とは名乗らず、看板にも「まぜそば052」と。ちなみに052は台湾まぜそば発祥の地・名古屋の市外局番だ。
麺メニューはその「まぜそば」をベースに、トロ豚まぜそば、チーズまぜそば、辛いまぜそば、辛いチーズまぜそば、タンタンまぜそば、ジャンクまぜそばをラインナップ。さらに追加トッピングにはトロ豚、チーズ、生卵、半熟味玉、ヤサイをラインナップする。なお全ての「まぜそば」類には無料で追い飯が付いてくる。
とはいえ、ほかに卵かけ飯、トロ豚飯、ご飯を追加注文可能だ。また屋号に「麺 酒」とあるように、ギョーザやキャベチャといったツマミ類や、ビールやハイボールといった酒類も提供している。今回は「まぜそば(900円)」をオーダーすることに。注文時にニンニクとニラの有無を聞かれるので、どちらもアリでお願いした。
なお味の濃さ、麺の硬さは好みを伝えれば調整してもらえる。待つこと10分ほどで丼頂に卵黄を乗せた「まぜそば」が到着した。台湾まぜそばの特徴である旨辛のミンチがたっぷりなのが嬉しい。店内の貼り紙では「まず混ぜて、途中で特製酢、最後に追い飯」を推奨。ということで、さっそく全体をよく混ぜて啜っていく。
丼底のタレも台湾ミンチも唐辛子やラー油入りではあるが、辛さはさほど強くなく旨さが先行。魚粉、海苔、ニラ、ニンニク、刻みネギの各具材と、全体をまとめる卵黄が相まって非常に良い味に。特にネギとニラが新鮮で、香りも鮮烈なので丼全体を引き締めてくれる。三河屋製麺のモッチリした太縮れ麺に絡みつき箸が止まらない。
卓上には唐辛子+昆布の「特製酢」とタバスコ、胡椒があるのでお好みで味調整を。特に辛味のある調味料は抜群に合うので是非お試しあれ。麺を啜り終えたところでスタッフに追い飯をコール。量は「普通」でも軽く茶碗一杯分程度あるので食べ応え十分。最後まで美味しく頂いた。次回はトロ豚やチーズも加えてみたいところだ。
<店舗データ>
【店名】 麺 酒 やまの
【住所】 東京都練馬区豊玉北5-23-11
【最寄】 西武池袋線・都営大江戸線「練馬駅」徒歩3分