昭和の趣がドンブリから溢れ出る
滅多に用事のない三鷹だが、行くと必ず立ち寄るラーメン屋がある。南口徒歩2分、昭和な地下飲食店街にある「みたか」。久住昌之氏の小説にも描かれ、2010年に閉店した三鷹の名物店「江ぐち」の後継店にあたる。
暖簾をくぐると、すぐステンレス製のコの字カウンター、目の前には麺茹での大鍋。オーソドックスな中華そばは450円から。明るい内からビール片手にご機嫌な常連も多く、店主とのおしゃべりに花が咲く。コップの水をすぐ継ぎ足してくれる心配りも嬉しい。
手際よく盛り付けられたラーメンはあっさりした醤油清湯。麺は地粉を使用した自家製で、日本蕎麦の様な見た目と食感。程よく脂の乗ったチャーシューとクセの無い竹の子が旨い。味、雰囲気、値段、三拍子揃った近所に欲しいお店。
<店舗データ>
【店名】 中華そば みたか
【住所】 東京都三鷹市下連雀3-27-9 地下1階
【最寄】 JR中央線「三鷹駅」南口徒歩3分