との丸家系列の新ブランド「いしずゑ」
東武野田線・逆井駅から印西道を歩いて8分ほど。県道280号=白井流山線沿い、南増尾交番横に2022年9月30日にオープンした「中華そば いしずゑ」へ。運営するのは厨房機器を扱う株式会社トノマル。傘下には千葉市松飛台や八潮市、船橋市にある家系の人気店「との丸家」もおさめており、姉妹店にあたる。
さらに、ご主人は柏の名店「AKEBI」のご出身とあって、オープン当初から話題となっている。白木で清潔感のある店内はカウンター6席に加えテーブル、小上がり合わせて30席ほど。麺メニューは醤油清湯の「中華そば」を主軸に、塩中華そば、煮干しそば、背脂煮干しそば、つけ麺をラインナップしている。
麺大盛はプラス120円。味玉、チャーシュー、メンマのほか、ワンタン、岩のり、玉ねぎなども追加トッピング可能だ。飯モノには炙り肉ご飯、辛玉そぼろご飯を用意。ワンタン、水餃子をツマミに一杯引っかけることも出来る。どれも旨そうだが、今回は「特製ワンタン中華そば(1200円)」を注文することに。
スープは豚骨、鶏ガラ、鶏挽肉の動物系に背黒煮干、白口煮干、利尻昆布の魚介出汁を合わせた醤油清湯。動物と魚介の両者が上手く調和し、そこにカエシの円みとコク、鶏油の香ばしさが重なり良い味に。合わせるのは菅野製麺製の低加水中細ストレート麺。全粒粉入りで日本蕎麦のような食感でスープとの相性は抜群だ。
チャーシューはロースとバラの2種計4枚で、いずれも肉厚で肉と脂の双方の旨味を存分に楽しめる逸品だ。ほか、黄身がクリーミーな味玉、ニラたっぷりの肉ワンタンが3つ、出汁の効いた穂先メンマ、海苔、刻みネギが乗る。非常にバランスの良い一杯、あっという間に完食した。次回はつけ麺も啜ってみたい。
<店舗データ>
【店名】 中華そば いしずゑ
【住所】 千葉県柏市南増尾1-25-38
【最寄】 東武野田線「逆井駅」徒歩8分