釜焼き叉焼が自慢。フードコートで本格つけ麺
北千住駅直結で、百貨店のマルイを中心に区民事務所やシアター1010などが入居する複合施設「北千住ミルディスⅠ番館」。このビルで食事をするなら9階のマルイレストラン街、1階のミルディスフードコートが中心となる。9階には地元の湯葉懐石の名店「宇豆基野(うづきの)」の支店をはじめ和洋中伊の店が揃い、落ち着いて食事が出来る。
一方で1階にはマクドナルド、ケンタッキー、サブウェイ、ミスド、サーティワン、銀だこ、はなまるうどん、越後そば、ペッパーランチ、リンガーハットなど人気チェーンが集結。手軽さとポップさから休日は家族連れの姿も多い。今日は、そのフードコートで2021年8月から営業する「釜焼き叉焼 つけ麺 五代目 春樹」へ。
こちらは首都圏を中心に「つけ麺らーめん春樹」「横浜家系らーめん春樹」「えび豚骨拉麺春樹」の3ブランドだけで計約40店、ほかにも「鯛塩そば灯花」「希家」「檜家」「長風」など様々なラーメン店・中華料理店を運営する株式会社創業新幹線の新ブランドだ。「五代目 春樹」の屋号では、北千住が初の出店となった。
麺メニューは「つけ麺」を筆頭に、清湯の「中華そば」、白湯の「豚骨醤油ラーメン」、春樹が得意とする「えび豚骨ラーメン」を提供。麺類にプラス200円でチャーシュー丼かTKG、豚叉焼マヨ丼、焼き餃子6個のいずれかをセットで付けられる。また店頭では「釜焼き叉焼」単品を100g＝385円で販売もしている。
ちょうど「春の新生活応援キャンペーン」の期間内で、この日は「魚介豚骨つけ麺 味玉」が50円引き(790円→740円)と知り、オーダーすることに。注文後は呼び出しベルを持って客席で待つ。なお、茹で時間のかかる太麺なので完成までは10分弱。フードコートでの待ち時間にしてはちと長いが、しっかり調理している証だ。
着丼して初めて気付いたが、味玉は追加せずともデフォルトで半玉付いていた。なので1.5玉が乗る状態に。まあ、店で手作りしているようで嫌な薬品臭さがなく旨いので良しとしよう。さて、つけ汁はやや豚骨優勢で、刻みネギと魚粉、細かな背脂も浮いている。甘味に加えて仄かな酸味があるため重くなり過ぎず。嫌な後味もない。
中太の麺はしっかりコシもあり、喉越しも良い。店自慢の釜焼き叉焼は噛み応えのある仕上がりで、ベーコンのように旨味が凝縮されている。ほか、甘めの極太メンマと海苔が乗る。カウンター横に割りスープがあるのでお好みでどうぞ。太麺ゆえに待ち時間が長いのがネックだが、この値段でこの味なら文句はない。
<店舗データ>
【店名】 釜焼き叉焼つけ麺五代目春樹
【住所】 東京都足立区千住3-92
【最寄】 東京メトロ千代田線「北千住駅」徒歩1分
