見出し画像

肥宝館 -貧すれば丼する-

【新小岩】 仙臺自家製麺こいけ屋分店 綠栽「味タマゴ シャモ中華そば(1000円)」

仙台の行列店の血を引く新小岩「綠栽」

JR総武本線・新小岩駅の南口から歩いて5分ほど。下町の雰囲気を残す商店街・小松通りに2022年3月26日にオープンした「仙臺自家製麺こいけ屋分店 綠栽(りょくさい)」へ。ご主人は和食料理人で、旧知の仲である仙台市の人気店「こいけ屋」店主の元でラーメンを勉強し「綠栽」の出店に至ったという。屋号には分店とあるが、実際には独立店という位置づけだ。

店内はカウンターのみ10席。2022年5月現在で、麺メニューは3種のシャモを使った「シャモ中華そば」と、豚骨とシャモ、ノドグロのトリプルスープに角切りチャーシュが印象的な「元祖こいけ家タンメン」の2つ。この他にもシャモ+ノドグロの「冷やしシャモ中華」も券売機にはボタンがあるが、まだ準備中とのこと。

また1日30食限定の「こいけ家中華そば(880円)」も用意。さらに白メシ、味玉丼、鶏山葵丼、チャーシュー丼といった飯モノもラインナップしている。酒類も、ビールやハイボール、サワー類に加えて「白州」や埼玉県秩父市にあるベンチャーウイスキー社の「イチローズモルト」 を揃えていて、つい一杯飲りたくなる。

今回は「シャモ中華そば(880円)」に「味玉(120円)」を加えてオーダーすることに。麺大盛り無料との事だが、腹具合と相談し今回は並盛に。また、オーダー時に細麺と中太麺から選べるとの案内もあったのだが、スタッフに聞くと「スタンダードなのは中太麺です」とのことなので、そちらでお願いすることにした。

黄金色で薄濁りのスープは川俣シャモ、東京しゃも、奥久慈しゃもの3種類を使った出汁で、そこに塩と醤油の中間で、貝をきかせたカエシを重ねている。シャモの濃厚なコクと甘みをしっかり感じられる旨いスープだ。合わせる麺は自家製の低加水ストレート。ハリがあって歯触りが良く、スープとの相性は抜群である。

チャーシューは低温調理の豚肩ロース肉が1枚と、宮城の竹炭鶏の親鶏を薄くスライスした、甘めで歯応えのあるレアチャーシューが乗る。いずれも絶品。味玉は黄身がゼラチン状で甘めの味付け。ほか小松菜、地からし、穂先メンマ、刻みネギが乗る。シャモの旨味を存分に感じられる一杯だ。次回は個性的な「タンメン」を啜りに来よう。

<店舗データ>

【店名】 仙臺自家製麺こいけ屋 分店 綠栽(りょくさい)
【住所】 東京都葛飾区新小岩2-13-4
【最寄】 JR総武本線「新小岩駅」南口徒歩4分

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「東京都 葛飾区」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事