フレンチ出身店主の「飽きの来ない」一杯
東京メトロ・赤坂見附駅から歩いて3分ほど。一ツ木通り沿いで2014年12月から営業する「ダイニング 麺夢や」へ。ご主人の林田浩之氏はフレンチのご出身。40代で和食店などに勤めた後、脱サラして独立創業した。「昔ながらの優しい味を」と独学でラーメン作りを始めたそうだ。そして、夜は酒に合う料理も提供。
店内はカウンターのみ9席。ラーメンは昔ながらの「しょう油ラーメン」を筆頭に、海水から煮出した塩を使った「塩ラーメン」、生の甘麹味噌を使った「味噌ラーメン」、しょう油+甘麹味噌の「夢やラーメン」、豆乳+唐辛子の「旨辛味ラーメン」をラインナップ。麺大盛は通常でプラス100円だが、14時~16時は無料に。
さらにオープンから品切れになるまで、プラス150円で半チャーハンを追加可能というのも嬉しいところ。一方、夜のメニューを見ると自家製のピクルスやパテ、チーズ、ポテトサラダ、ねぎチャーシュー、なすの蒸し焼き、鶏胸肉の焼肉といったツマミメニューや、海老、牡蠣、帆立などを使った料理も用意している。
酒類もワイン、日本酒、ウイスキー、タンカレジン、シャンパンなどをリーズナブルに楽しめる。今回は「しょう油ワンタンラーメン(870円)」を注文。スープは鶏ガラベースで野菜も煮込んだ優しい醤油清湯。カエシには小樽から取り寄せたラーメン醤油を使用しているという。野菜由来だろう。少し甘めのチューニングだ。
麺はプリっとした食感の中細縮れ麺。チャーシューは豚肩ロースの煮豚で肉の旨味をしっかり感じられる。自家製のワンタンも肉餡たっぷりで良い味に。他、黄身ネットリの味玉、メンマ、海苔、ナルト、水菜、刻みネギが乗る。ご主人が目指す「飽きが来ず調和が取れた、普通のラーメンの究極」をまさに体現。今度は塩を啜りに来よう。
<店舗データ>
【店名】 ダイニング 麺夢や
【住所】 東京都港区赤坂3-21-14
【最寄】 東京メトロ銀座線・丸の内線「赤坂見附駅」徒歩3分