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【千葉 四街道】 煮干らー麺 カネショウ 四街道「醤油スペシャル(1180円)」

淡麗旨口の看板に偽り無し。四街道で人気の煮干し

千葉市中心部と佐倉市を結ぶ佐倉街道=国道51号線沿い、吉岡十字路そばにある「煮干らー麺 カネショウ 四街道」へ。こちらは元々、千葉市都賀の人気店「らー麺専科 海空土」の暖簾分け店となる「煮干しらーめん 海空土 吉岡店」として営業していたが、2019年5月に店名を「カネショウ」に改め再スタートを切った。

店名変更に際して「メニューなどの変更は無い」ということで、海空土のセカンドブランドかとも見られていたが、都賀の海空土は「カネショウとウチは一切関係は無い」としているようで、何やらキナ臭い。海空土は煮干香る永福町大勝軒のDNAを継いでおり、カネショウでも同じく煮干にこだわった一杯を啜ることが出来る。

店内はL字カウンターのみ13席。券売機横や店奥には千葉県旭市・鎌倉商店のマイワシ煮干や、伊吹や牛深のイリコの段ボールがズラリ。麺メニューは「らー麺」「つけ麺」を主軸に、旨辛みそも提供。また、だし炊き半チャーハンやニンニクの有無を選べる餃子などもラインナップ。今回は「醤油スペシャル(1180円)」を注文した。

待つこと5分程で、こんもり盛られたカイワレ大根が目を引く一杯が到着。薄濁りのスープをひと口啜れば、煮干の香りと旨味がグッと押し寄せる。醤油のカエシは控え目で、煮干の苦味もエグ味も皆無。じっくりと炊いて旨味を抽出した良いスープだ。永福町系らしく表面にはラードが浮かぶが、量は控え目でギトギト感は無い。

そこに合わせるのは中太の縮れ麺。柔らかい茹で上がりだがダレる感じは無く、コシもあってスープとの相性は良い。トッピングのチャーシューは脂身がしっかり付いた豚バラ肉の煮豚が3枚。厚みがあり塩味も効いて旨い。岩海苔の相性の良さは言うまでも無いが、カイワレが程よい辛味と苦味を加えてくれスッキリとした味わいに。

ほか、黄身がネットリの味玉、メンマ、ナルト、刻みネギが乗る。お願いすれば出してもらえる味変用の柚子胡椒も、スープの違った表情を引き出してくれるので是非お試しを。なお、追加で注文した「だし炊き半チャーハン(280円)」は、パラパラの仕上がりで、その名の通り出汁の旨味が効いた逸品だ。こちらもおススメ。

「淡麗旨口」の看板に偽りなしの旨い煮干らーめんを啜ることが出来た。なお、最寄り駅は総武本線「四街道駅」か、千葉モノレール「千城台北駅」になるのだが、いずれも3キロほど離れているので、車でのアクセスが便利だ。店の前には10台分ほどの駐車スペースが用意されているので安心である。

<店舗データ>

【店名】 煮干らー麺 カネショウ 四街道
【住所】 千葉県四街道市吉岡484-1
【最寄】 JR総武本線「四街道駅」徒歩40分

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