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肥宝館 -貧すれば丼する-

【千葉 馬橋】 三つ由「三つ由の醤油らーめん(850円)+煮干しペースト(50円)」

JR馬橋駅の西口から歩いて7分ほど。ゆりのき通りを渡った先、松戸市立図書館馬橋分館そばの住宅街に2023年3月21日にオープンした話題店「三つ由」へ。2022年12月に惜しまれつつ閉店した大井町の人気店「ajito ism」が、屋号もメニューもリニューアルし、ここ馬橋に移転してきたのだ。これは楽しみである。

ご主人の三浦康弘氏はイタリア料理店での修業を経てラーメンの道へ。2007年に大井町に「ajito」を創業すると、先駆的であったベジポタ系のつけ麺や独創的なピザソバで人気を博した。2013年に近所に移転し「ajito ism」と屋号を改め、なお勢いは止まらず。パイオニアとして数々の店に影響を与えて続けてきた存在だった。

そのご主人が馬橋で作るのは、これまでとは打って変わって澄んだスープの醤油らーめんだ。住宅の1階が店舗になっていて、店内はカウンター4席と2人がけテーブル2卓の計8席。麺メニューは「三つ由の醤油らーめん」一択で、別皿で煮干しペーストも提供している。そしてチキンライスと焼豚ハヤシライスを日替わりで提供。

らーめんを注文すれば小サイズを付けることも出来る。またサッポロラガービール赤星やコーラ、オレンヂジュースも用意している。今回は「三つ由の醤油らーめん(850円)」と煮干しペースト(50円)を注文した。この日の飯モノはハヤシライスだったが、連食中ゆえ惜しいが見送ることに。次回は必ず追加したいところだ。

待つこと5分ほどでクラシカルな丼相の一杯が到着した。スープは鶏を主軸に魚介も合わせた出汁に麹感の強いカエシを重ねた醤油清湯。じんわりと出汁を感じる旨いスープだ。そこに合わせるのは浅草開化楼製の中細ストレート。コシがあって喉越しが良く、スープとの相性も抜群である。こりゃ箸もレンゲも止まらない。

チャーシューはオーブンで焼き上げてあり肉の旨味を存分に楽しめる味わいに。ほか、細メンマ、ほうれん草、海苔、刻みネギがトッピングされる。そして中盤から煮干しペーストを徐々にスープに溶かしていく。味のグラデーションがたまらない。あっという間に完食した。当面は昼営業のみとの事なので訪問時はご注意を。

<店舗データ>

【店名】 三つ由
【住所】 千葉県松戸市西馬橋蔵元町186-2
【最寄】 JR常磐緩行線「馬橋駅」徒歩7分

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