東京育伸会*塾長ブログ*親子で学びを楽しむ為に出来る事

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入試をどう捉えるか

2015-02-20 11:34:57 | 受験生さんへ

都立高校入試に向けて、熱い授業が続いています

当教室で学習する時間はあと、今日・明日・月曜日の3日間となりました

今年の受験生は少人数です

さらに、皆さんの志望校は倍率も高く少しの気のゆるみも許されません

私も若干目がつり上がる時期です

 

それぞれの入試で希望する学校への進学を果たす事は一つの目標をクリアするという

視点から考えれば素晴らしい事です

それは学校のレベルではなく、お子さんの努力がそこにあった事に意味があると思います

各入試のメリット・デメリットを考えると究極「バランス」が大切だという結論にいつも至ります

 

中学受験では、まだ沢山の遊びから多くを学ぶ年齢の子どもが机にしがみつき

学習するわけですが、これもバランスの問題で

「何を犠牲にしてどこまでするか」「やりたい事とやらなくてはならない事のバランス」が崩れていくと

お子さんは勉強嫌いになり、中学受験どころではなくなってしまいます

また、この時期の子どもは体力を養う為に体を沢山動かす事も必要です

脳だけを鍛えるということは非常にアンバランスで限界が近づいてしまいます

想像力や思考力の乏しい年齢ですから、高学年までにこうした力をどれだけ付けられるか

に大きく左右されます

具体例をあげると

速さの計算で「人が800キロで歩く」という答えが出た事に何の不思議も感じていなかったり

漢字は自己流で作ってしまったり、つじつまの合わない作文を書いても何の疑問も持たなかったり・・・

と様々な所から見えてきます

中学受験をする際には、お子様の精神状態とそれまでに培って来た思考力や体力などを

総合的に考えて、これから伸びる芽を親ごさん自身が摘んでしまわないようにしたいものですね

また、頑張ったはよいものの「燃え尽き症候群」になってしまうと一気に学力も落ち

最終的には一般より低い学力になってしまう事も十分あり得ます

 

高校受験は全く違います

中学生になり、日々の生活に「自分で責任を持ち」「自発的に行動して来たか」またそうなるように

ご家庭が促して来たか、という部分が大きく影響していると思います

一例を挙げると、現代っ子には欠かせない「携帯やゲーム」などを今や1人1つ以上持っている事が稀ではありませんね

そうした誘惑とお子さんが上手に付き合う事も大切です

この「誘惑と学習のバランス」が崩れ誘惑に負けすぎると、志望校はおろか思ってもみなかった結果になる事があります

逆に学習に偏りすぎるとコミュニケーション能力に弊害が出てきます

コミュニケーション能力が低下すると、会話をしなくなり、会話をしなくなるとネガティブな発想になる事が多く

学習していても成績が伸びにくくなっていくという負の連鎖が生じてしまいます

当教室でも上位校へ進学している生徒さんはやはりこのバランス感覚が優れていて、

それを見守るご家庭も非常に賢明だといつも感心しています

 

当教室の講師陣は高校受験では皆さん最難関・難関を突破しています

みんな明るく明朗で、自発性を持ち先を見越した計画を立てる事が得意です

高校受験期で学習の仕方・バランスの取り方を習得し

それを大学受験まで維持し続け、今もその経験が活かされているのだと感じます

そんな彼らが口を揃えて言う「大学受験」はトコトン「入試力にこだわった学習法」です

大学入試に学校の成績は関係ありません

しかし、高校受験の経験から学校の成績にこだわるあまり

入試力が後回しになってしまうケースがあります

しかし、本当に強い入試力を身につけていたら、学校の成績が落ちる事はありません

大学入試は本人の意思の問題になっていきます

バランス感覚をどれだけ身につけて来たか?が非常に大切なのです

時々、自習に没頭するあまり食事をとらない生徒さんがいます

その日・・・ならいいのですが、これが毎日では入試まで体力がもたないどころか

学習も身にならなくなりますね

こうした悪循環を気がつかないうちにしている事もありますから

そこは親御さんが声掛けをしていく必要もありますね

 

全てに共通する事は嫌いではできないという事

ですから、嫌いにさせない工夫が必要だという事ですね