先日ある調査表の書かれている記事を読みました
お時間のある方はこちらをご覧ください
東京の子どもの学力と体力を総合して優劣をつけた表です
その表は対象小学5年生です
約1年ほど前の記事となりますが、あまりこうした記事を見る事が少ないので
とても面白かったです
体力・学力とにも優秀となったのは国立・小金井・中央区等でしたが
練馬区は学力が高く体力が低いという結果になっています
まさに”地土地柄”という捉え方が合っているのかはわかりませんが、練馬には塾が非常に多く
通っていない生徒さんの方が少ないかもしれません
中学受験もとても盛んな区という印象を私も持っています
皆さんはこの結果をどう捉えましたか?
練馬区にお住まいの方にとって、喜ばしいことでしょうか?
私個人の意見としては少々残念です
小学5年の時点で体力が弱く学力だけが伸びている状況では
大学入試では逆転される可能性が高いと思うからです
また精神面も偏りがあり、不安定なお子さんが増えていくという予測がたちます
実際、練馬区の不登校児童やいじめの問題も多々耳にしますし
いわゆる”健全”な状態では無いように感じます
この調査結果は去年なので、この結果を出した生徒さん達が今は6年生ですね
ぜひバランスの良い生活を送って欲しいと思ってしまいました
当教室のある桜台の隣、練馬駅には中学受験を中心とした大手進学塾がひしめいています
5分も歩けば数件の塾が目に飛び込みます
塾選びは簡単でない事が実感できる町並みとも言えますね
これだけの塾があり、熱心に通わせるご両親がいるのですから、上記のような結果も納得です
しかし、それが大学入試では着目されない地域になるのは残念です
なぜそうなるのか?
と考えると、受験が終わると塾を辞めてしまう傾向があるからなのかもしれません
実際、練馬にある進学塾でも中学受験が終わるとそこで一旦塾通いを辞めて、学校だけの生活になるご家庭が多いように感じます
そして次の受験がある場合はまた塾を探して・・という流れですね
理想は塾を辞めずに通い続ける事だと思っていますし、教育熱心な親御さんは承知の事と思います
しかし、高額な教育費を払い続けるには相当の覚悟が親御さんには必要となりますよね
小学校入学から大学卒業まで掛かる費用は私立進学した場合と国公立進学した場合では大きな開きがあります
私立進学の場合だとお子さんが1人でも年収800万なくては苦しい・・なんていう話もあります
私立に通わせながら塾に通わせる経済負担は短期ならともかく大学に入るまで続くと考えると不安になりますよね
入試で一番金額のかかる受験は中学受験だと言われています
実際、大手有名塾では6年生の通塾費は年間120万前後ほどになるそうで、立て続けに私立の入学金を用意しなくてはなりませんから負担は大きいです
そこでエスカレーターの付属校に入ってしまえば以降の塾代をかけずに済むという考えが出てくるのですが(私もそうでした)
なかなか思うようには行かないのが現実です
親の事情もありますが、子どもにも子どもの事情と言う物があります
中学受験をするということは小学4年生になる頃には勉強が本格的になり、スポーツや趣味に使える時間が制限され
遊び盛りの時期を机の前で過ごす事になりますから、受験が終わってから一気にストレス発散する傾向があります
そこでバランスを保てるか保てないかが、キーワードになりますし
なんとか両立しようとしても、小学校時代に経験がありませんから両立の仕方が下手と言うか
もともとバランスよく生活して来た子のようには行かない事もあります
特に理数系進学を希望している場合はそこからスポーツ系の部活に入るのでは一気にバランスが悪くなり
志望校を諦めるか浪人するかという結果になるのも仕方のない話でしょう
中学受験が全てで、高校や大学はどこでもいい!
という考えなら良いのですが、そうでない場合
小学校時代を勉強だけに費やすのではなく、「バランス」をとる事を身につけながら学習する事が大切です
お子さんにかかる教育費を無駄にしない為にもお子さんにあった塾やご家庭の経済状況にあった塾を探し
継続的に通うという意識を持って頂ければ、練馬の子ども達が小学時代だけでなく、高校・大学進学でももっと活躍できると思います