久しぶりの投稿になってしまいました
学童学習教室のブログがメインとなってしまい、なかなかこちらが書けない状態ですが
先日行った学力テストの結果から考えたこの夏の取り組みについて書こうと思います
小・中学生対象の学力テストでは
普段の学習が的確かどうか、定着しているかどうかがわかります
今回は小学2年生から中学2年生までのテストでした
小学2年生は満点を狙える学年です
算数は文字どおり満点を出した生徒さんもおり、まずまずの結果でした
ただ、2年生でも国語は思うような点数には至りませんでした
学習をしていても、算数より国語は文章の内容によるところが大きかったりするからでしょうね
3年生になってくると、すでに漢字の問題で得点を落とす傾向が出てきています
計算ミスと合わせると、自習学習の確保が重要になってくるのは3年生ではすでに必要だというところかと思います
学童学習教室の3年生さんで、スタディータイムに気になったのは かけ算九九の暗記が怪しい と思ったことです
親御さんにそのことをお伝えし、ご家庭で確認してもらったところ、やはり「できていなかった」とのことでした
その時の会話からわかることは、学校に通っているだけでは定着しないということです
学校のテストでは気になる点数はありませんから、まさか九九を忘れているとは思ってもみなかった と話されていました
実は九九だけでなく、センチやリットルの単位もおぼろげの3年生さん
このまま進むと完全に図形問題を解けなくなると思ったのは、私が出題した2年生の図形問題に手も足も出ませんでした
ヒントを出して、何度やり直しをしても正解は出てきません
(足し算しか使わないような問題です)
このレベルの問題で30分以上考えても正解が出ないという事実は学校に通っているだけでは気がつかないご家庭は多いでしょう
ただ、この生徒さんが特別できないわけではないことは学校の成績からもわかります
真面目ですし、学校のテストは問題ない
つまり、忘れてしまうのです
九九や単位を忘れてしまうものだろうか?と思ってしまいがちかもしれませんが
自習する習慣のないお子さんは簡単に忘れますから注意が必要です
家庭学習で多いのは「通販型の学習教材」です
私も子供達には使わせていたのですが、振り返ってみるとそれで良いのは1年生
つまり導入の部分では苦手意識を持たせないという意味で良い教材だと思います
しかし、学年が上がるとどうしても問題の量が少ないと感じます
それも圧倒的な少なさだと思うのです
落とし穴ですが、それをしていることで安心して
家庭学習量は足りている と判断してしまいがちです
それで足りるお子さんというのは塾に通っていたり、他の学習手段を持っている場合にそう言えると思います
毎月送られてくるからと思っていても、ひと月当たりの学習量として考えると全く足りていない のが現実です
親御さんにそうした話をすると、「では、家庭用教材としてどんな教材を選べば良いのでしょう?」
と質問されます
その答えとしては、生徒さんの性格や学習姿勢、集中力とネバリ強さ、現状の弱点・・・など
総合して考えなくなては私も出てきません
先ほど書いた3年生を例に取るとすれば、間違いなく2年生からやり直した方が早いです
お家にいると1ページ進ませるにも大変とのことだったのですが
そもそも、そうした家庭学習習慣がないということが問題です、まずは学習習慣をつけるということが大切ですから
問題集を何にしよう迷って先延ばしにすること自体が時間を無駄にしていると思います
私はほぼ毎月大手書店に出向き、新しい教材を目にしています
それに付け加えて、塾専用教材も目にしています
塾用教材を使うにはやはり講師の存在が必要となりますが、書店に並んでいる教材
特に小学生の教材は講師がいないくてもできる家庭学習用教材が豊富ですし、弱点特化した教材も豊富です
ただ、家庭学習習慣がないお子さんの場合は、何を買っても使い切ることがないという欠点もありますね
なので、何の教材を使うかより先にご家庭で習慣作りをすることが先決です
習慣付けのための学習としては問題集を買うよりも、学校の教科書を書き写したり漢字を何度も書く
教科書の1ページ目に戻りもう一度問題を解くなど、難易度を上げるのではなく
一度学習したことをもう一度 というのが取り組みやすいと思います
話が広がってしまいましたが、この夏私が着目しているのは 自学自習する力を養うということ
なので、塾の生徒さんたちにも 自習 を強制する時間を設け
最低でも20時間、最高で50時間を塾で自習することを課しました
とは言っても、ただ放置していると お遊びの時間に早変わりしてしまうので
専用のスタッフもつけ、課題を出し、小テストも行います
また、夏は何を目標に学習すれば良いか?という点ですが
夏は復習をする時期です!
夏にしっかり取り戻し、復習ができていることが大前提で冬に先取りへと進めるからです
理解・定着も曖昧にしたままの先取りは全くの時間の無駄となります
この夏はしっかり復習し、同じ単元でも難易度を上げて学習しましょう!!