ネットは凄い拡散力と影響力を持っていますね
私はテレビのニュースを含めてテレビを見るのが子どもの頃から習慣に無く
ほとんどを「読む」事で情報を得てきました
大人になってからもテレビを見る機会はなく、今でも情報は「読んで」います
そこにネットという便利な情報ツールが出来た事で読む事は更に楽しくなり
欲しい知識が直に手に入る時代になりましたね
世の中で起こっている問題に目を向ける事も大切ですが
自分にとって大切な情報や知識をネットで集める事つまり専門性のある知識もいつでも得られる訳です
私の関心事は教育にあります
それも、一時の突発性なものではなく
生まれたばかりの子どもが大学卒業するまでの約22年間です
どのような経験や環境がどういった子どもを育てるのか?
どのように働きかける事で(促すことで)どのような経緯を辿るのか?
それは非常に多様性があり、ひとくくりには出来ない物です
時代背景も関係しますから兎に角複雑ですよね
しかし、「一般的」といわれる部分での傾向はあります
賢い子を育てる為の子育てはおそらく教育関係者やそれに準じている方なら
同じ事を言うでしょう
私も教育業界に入ってから、深く納得しています
*勉強しろと言わない
*野外での経験を沢山させる
*どちらかと言うと放任主義
*スポーツや趣味にも熱心に取組む
*生活態度やしつけが厳しい
など、直接学習とは関係ない話が多い物です
実際、当教室の講師陣の8割が「勉強しろ」と言われていないと言いますし
模試の結果や、やもすると学校の成績すら親に見せていない
自分がどこを受験するか、直前まで親は知らなかった
というエピソードを本人達から聞く事ができます
当教室の講師で「教育ママ」に育てられたのは1名のみ
教育だけでなく、しつけや礼儀作法に至まで厳しく育てられたと言います
1名、お茶の水女子の講師が上京してビックリした事として
「教育ママの多さに本当に驚きました!」と話していました
そして、その教育に子どもが従う事にも驚いていました
実際に東大を始めとする高学歴の皆さんは、大方自由な環境で育って来た事が伺えます
塾に通わず、国立に進学した講師は今の所1名いますが
基本的には塾に通い、高校では難関校に進学しています
高校入試で塾の掛け持ちをしている人は少ないですが、大学進学にあたりは二つ三つと通い
学校と合わせると本当に勉強に忙しい高校生活をおくっていた事も伺えます
こうした経緯をまとめてみると
本人の意思で進学を決め、本人の意思で塾に通い、親はあまり関心を示していなかったという結果になりますね
こんな話をすると「でも、何も言わなければうちの子は本当に何もしないですよ!」と言われる事があります
そこで気がついて頂きたいのですが、例に挙げた
講師陣のご家庭が本当に何もしなかったのか?という所です
私の言い方で合っているかは分かりませんが、こうしたご家庭はお子さんを「まっすぐな子」に育てようとしたのではないかと思います
勉強以外の部分で(結果的には繋がりますが)広い興味を持たせ、熱中する楽しさを経験させたり
旅先で得られる新鮮な知識を共に味わったり、小さな事でも自分で選んだ事への責任感を持たせる等
人として豊かでまっすぐな子に育てた結果、誰もが経験する受験にも熱中して取組めたのではないかと思うのです
「やらされている」のと「自らの意思でやっている」のでは結果は目に見えていますよね
同じ歳の子でも、知識を豊かに持っていると、そうでない子より大人びて見えます
行動に移したり、言葉を発する前に「考える」からかもしれません
甘やかすとう親の行動が、子どもの成長の妨げになる事は多々あります
将来を考える事も無く、不安を抱く事もありません
その結果、将来を見据えて今自分がどう立ち振る舞うべきかを考察する力を失ってしまうのです
いわゆる他力本願になってしまっては受験という自分の力で乗り越えなくてはならない試練に立ち向かえるはずもありませんね
賢い子に、我が子を東大や国立へ!と願うなら今親として本当にすべき事が見えてくるのではないでしょうか
受験や勉強はダメだしの連続で自信をなくしてしまいがちです
挫けそうになった時、そこを持ち堪えられる精神力は
負けん気の強さばかりではありません
むしろそれより強いのは「なんとかなるさ」というポジティブな捉え方ができる人のように思います
賢い子に育てたいとお考えでしたら、今日の話をご参考までにぜひ親として出来る事を模索してみてくださいね
夏休みももう少しです
どう過ごすか?お子さんと計画を立ててみましょう!