先週に引き続き今週も塾内生のご家庭との面談をさせていただいています
定期考査の結果と塾内テストの結果などを参考に
各ご家庭の進路に対するご意見を伺いながら夏期講習の取組みと今後の学習内容についての
お話がメインとなっています
現在、中学生の皆さんは小学校時代にゆとり教育が廃止され
新指導での小学校後半を過ごした事になりますね
新指導はゆとりでも詰め込みでもない、「思考力」を重視した教育となり
出題傾向や学習内容も変化しています
3年後にはセンター試験もなくなり、新しいスタイルでの大学入試が始まるようですが
明確な事はまだはっきりとはつかめていない状況の中で
お子さんの進路に対する考え方も様々ですよね
そこに就職氷河期などと言われるようになって、お子さんの将来を案じ
高学歴を身につけさせようとするのは親なら当然の事ですが
その一方で、ネット依存症等による引きこもる成人が増加している事も事実です
そんな事を考えていると、今子どもにどういった教育をすれば良いのか
親の悩みは尽きないといったところです
私はどのご家庭にも高校進学・大学進学の必要性をお話しさせて頂きますが
必ず付け加える事があります
それは「お子さんに無理をさせすぎて、人格崩壊したり、精神的病にならないように気をつけてください」
という事です
実際、これまでの受験生の中にもそうした事例があります
高学歴にとらわれるあまりに、お子さんが追いつめられ性格や人格が変わってしまうほど「辛い」と
感じている事に気がつかない事もあります
そうした状態の時は親御さんも必死のあまり第三者の意見が煩わしく感じる事もあるでしょう
しかし、お子さんの将来の為に志望校を下げる事をお勧めしたり
最悪は受験をやめようと言うお話をする事もあります
もちろん、中学受験でしかやめる事はお話しできませんが、高校受験でも志望校を下げましょうという
ご提案をさせていただく事もあります
その逆の場合もあります
お子さんに辛い想いをさせたくない
というお考えから受験期に真剣に勉強と向き合う事を避けさせるといった事例です
夜遅くまで勉強しなくてはならないなら志望校を下げます
長時間、塾で勉強しなくてはならないなら今の学力で入れる所でいいんです
追い込まれている生徒さんと頑張る事を学ばない生徒さん
対照的ですよね
客観的にこうして考えてみると、お子さんの意思はそこにあるのでしょうか?
楽な方楽な方を探していては一生自分の手で何も掴む事は出来ません
自分の意志に反する強制の中で育てば自尊心や主張を失い、希望を持って将来を考える事も無くなります
受験で一番学んで欲しい事
それは学力よりも目標に向けて果敢にチャレンジする精神だと私は思っています
なので「あそこまで頑張ろう!」と決めたら真剣に生徒さん本人が向き合う環境を用意する事が
私の役目だと思っています
最近「頭のいい子が行く塾でしょう?」という話題になったと言う話を聞きました
そんな風に見られるのかな?と私の中では実感がありませんでしたから少しビックリしました
確かに皆さんとても賢く成績も良い生徒さんが多いです
しかし、いらっしゃった頃はいたって普通と言ったら失礼ですが
まずは学校のテストで平均点を抜こうね!という目標を立てた生徒さんが殆どです
なので頭のいい子が行く塾なのではなく、頑張る生徒さんがいる塾なんですよ
実際、当教室に来た時点での偏差値から10~20UPしている生徒さんが殆どです
しかし塾の力は微力ですからこの教室が特別だとは言いません
おやめになるご家庭もいらっしゃいます
当教室で生徒さんが健全に伸びていく理由は
各ご家庭の進路に対するお考えを、「どうしたらお子さんがスムーズに受け入れるのか」
を面談で相談しながら、塾とご家庭が同じ方向性で進んでいる事が大きな成果を生み出しているのだと思います
お子さんの人格までつぶして高学歴にこだわる
その逆で
目標に向かって努力する事を避ける
どちらもお子さんの人生の為にはなりませんよね
この両者の中間を上手に実践されているご家庭では伸び伸びと学習しているお子さんの姿をご覧になっている事でしょう
長くなりましたが最後に一つ
部活動との両立で悩むご家庭の為に私の考えを書きたいと思います
中学生にとって部活動は勉強と同じくらい大切な生活の一部でしょう
しかし、受験は待ってはくれません
誰にとっても1日は24時間です
部活動があるから勉強ができないと言う言い訳は通用しません
引退は早くても3年の6月、遅ければ12月まで延びますね
部活を優先したいから勉強は二の次という考え方自体が甘えです
自分の体力や集中力とよく相談してバランスを保てる所を模索し
受験期にはその他の事は考えない事です
お友達と遊ぶ時間、ゲームをする時間、TVを見る時間、部活動をしながら受験期を過ごすのであれば
それらは全てお休みするくらいの覚悟をしましょう
受験期前にはどの程度まで自分がバランスを保てるか?を考えながら過ごすようにすると
スムーズになっていきますよ
そうした長期スパンでの計画生や忍耐力を付ける事も中学生には必要でしょう
面談をするたびに各ご家庭の進路に対する考え方は多様だと感じます
後悔しない受験期をみなさんに過ごしてもらえるお手伝いができるよう
私も頑張ります!!
今日は七夕ですね!
「頑張る生徒さんの努力が良い結果となりますように」