新しい講師が今週より加わりました
簡単なプロフィールとしては開成高校卒そして現在東工大です
ラグビーをしていたとの事でとてもがっしりとした体つきですが
優しく柔らかい話し方で雰囲気を和ませてくれていました
大手◎◎セミナーで講師をしていた事もあり、指導はとても
テキパキとしていて安心できました
11月22日の講演会も来て手伝ってくれるとの事で楽しみです
講師陣は学力の世界でトップクラスと言って良いでしょう
その彼から学ぶ事は学力だけではありません
「頭が良い」と「賢い」は別物という意見を彼らは主張します
先日小論文の授業で「大学から文系を無くそうと言う動きについて」という
お題が出ました
小論文の授業を見ていると思わず参加したくなってしまいます
講師陣は9割が理系なので、文系をどのように捉えているのかも興味があります
特に東大生はどちらもオールマイティにこなす上に理系科目が秀でています
つまり、東大の理系は文系を含むと考えられますね
「東大を含め国立や上位理系は確かに頭が良いと言えるけど、賢いかどうかは別」
と講師はいいます
「むしろ、頭のいい理系を賢い文系が指揮して企業や産業に役立てる事もある」
なるほど、確かにそうですね
先月になりますが、東大生と美大生のコラボで研究をして、発表すると言う企画があったそうです
それぞれが持っている力を合わせて、何が出来るかを考える素晴らしい企画だと思いました
そして、そこにはコミュニケーション力も必要となります
チームとしてアイディアを出し合い、協力する事やまとめて行く力が必要です
しかし、残念ながら当教室の講師のチームはその部分が弱かったようです
声がけに答えてくれなかったり、まったくアイディアを提供してくれなかったりで
講師も試行錯誤した結果、講師自身が中心となり指示を出して「依頼」する形になったそうです
つまり、この企画の本来の目的からは逸れてしまった事になりますね
お互いの力を出し合い、一つの目標に向かうと言う行程の中で「賢さ」が要求されるわけです
私がなぜこの教室の講師陣を素晴らしいと感じているかというと
「頭の良さ」と「賢さ」の両方を兼ね備えているからです
これまで「頭の良い」講師とも沢山出会いました
しかし、「賢さ」と言う意味でのバランスがここまで優れている講師陣でまとまった事は
私自身がビックリしています
彼らの賢さは授業の中でも感じる事が出来ます
ただ、授業をして
ただ、当たり前の事を当たり前に教えているのではないのです
一人の生徒さんがどうしたら伸びるか
どうしたら意欲が湧くのか
どうしたら・・・を考えてスケジュールを組み、課題を出しています
今日、最初にご紹介した講師は中学受験で開成高校へ進学しました
私は「なぜ開成に行こうと思ったの?よほどの学習量が必要だけど、嫌にならなかったの?」
と聞くと
「僕は母親に勉強しろと言われた事がまずないんです。だからって勉強が凄く好きな訳でもない。
勉強しろとも言われないし、成績がどうだったか?偏差値がどうだったか?もこれまで
一度も聞かれた事がない。だからやりたいようにやっていたんです。やってみるか!っていう感じで。」
彼は高校では成績は悪かったと言います
そして初めてご両親に頭を下げて「浪人させてください」とお願いしたそうです
自分の意志で開成に行き、自分の意志で浪人をして東工大に進学したんですね
振り返った時、「勉強しろ」「成績が悪い」など一度も言われなかった事
その事は彼がご両親を尊敬する後ろ盾になっているそうです
高校時代成績を落としたところから、一気に追い上げの学習をしたのですが
その時、文系から理系に変えたというところも彼の凄さです
浪人中の1年間で文系教科を理系教科に変更したことで、結果的にオールマイティに
近づいたんです
そして、今どこに躓いているのか?どう克服する事ができるのかも
実体験から指導する事が出来るようになった
「頭の良さ」だけでなく「賢さ」が人生を豊かにするのですね
素晴らしい講師陣に囲まれて、生徒さん達は伸び伸びと学習しています!