HIKOの趣味三昧な日々

趣味の音楽やスポーツについて、日々の気付きとともに書きつづっていきます

PLAYBOY 8月号

2006年06月29日 22時40分33秒 | 読書
今日もまた雨は降らず、暑い暑い一日でした。

仕事帰りに立寄った本屋でふと目に入った「PLAYBOY 8月号」の表紙にマイルス・デイビスの写真。今年がマイルス生誕80年にあたるということで、「マイルスとJAZZの80年」と題して特集しています。いろいろと興味深い記事が載っていて面白いのですが、特に参考になったのが、常に時代をリードしながらJAZZの歴史を形作っていったマイルスの歩みを、本人の作品を中心にJAZZの名盤80枚を紹介しながら辿っている記事です。数枚の例外を除いて、私の持っているアルバムばかりです。しかし最近聴いていないものも多い。一度時代を追って順にこれらのアルバムを聴いていったら面白いでしょうね。でも時間がないなあ。
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それにしても3月号のコルトレーン特集に続いて、やってくれますね、PLAYBOY。

さて、帰宅後今日もランニングしました。今日はちょっと疲れ気味なのでペースを抑えてイーブン・ペースで走るようにしました。海岸まで出ない短いほうのコースで、所要時間28分。
最短記録には及びませんでしたが、まずまずのタイムでした。

博士の愛した数式

2006年05月08日 20時04分16秒 | 読書
大型連休明けの月曜日、天候もすぐれず昼からは小雨が降り始め沈みがちな気持ちに追いうちをかけます。

今日から読み始めた本は、一昨年第一回本屋大賞に選ばれ話題になった作品で、今年映画にもなった「博士の愛した数式」です。
主な登場人物は、交通事故の後遺症で記憶が80分しかもたない数学者「博士」、博士の身の回りを世話する家政婦「私」、そして「私」の息子でタイガースファンの小学生「ルート」の3人。この3人が共に過ごす日々の中で、博士が語る「友愛数」や「完全数」などの数の世界の神秘は、数学が苦手なわたしにもとてもわかりやすく興味深いものです。『数学なんて堅苦しくて味気ないもの』という先入観を持ちがちですが、数の世界がこんなにロマンチックで温かくて美しいものだったとは驚きです。もちろん数の話ばっかりじゃなくて、「博士」と「私」と「ルート」の心の通い合いもロマンチックで温かく美しいんです。
淡々とした文章ですが、3人のセリフが自然なテンポで交わされるので、読み始めるといつのまにか小説の世界に引き込まれています。
映画も見たいんですが、今でも公開している映画館はないでしょうか~

若松正司の音楽セミナー 「コードのしくみ」

2006年04月27日 21時12分15秒 | 読書
先日の日曜日のサックス教室で、先生がコードのしくみとコードネームについて少しだけ教えてくれました。
コードというと昔挫折したギターのコード、CとかEマイナーとかFくらいしか知らないもので、サックスのテキストの譜面に書いてあるスパイの暗号みたいな「C6」とか「CM7」とか「Am」とか「G#dim」といった記号には、なんとなく近寄りがたいというか理解し得ないような先入観を持ってしまっていました。
しかし、今後楽譜をもっと読めるようになってアドリブなんかもバリバリできるようになるためには、避けては通れない道のようなので、ちょっと勉強してみようかと思い、ヤマハ藤沢店に行ってみました。
そこで見つけたのがこの本、「若松正司の音楽セミナー コードのしくみ①」と「同 ②」(音楽の友社刊)です。
①の方は「コードとは何か」から始まって、基本的なコードの組み立てとそれぞれのコードの持つイメージについて、イラストを添えて分かりやすく説明していて、きちんと読めば私にも理解できそうです。なんとイラストも著者自ら書いているようです。
②の方はディミニッシュ・コード、ドミナント・コード、テンション・コード、オルタード・コード、借用コード、代理コードなどについて説明していますが、私にはまだ難しくてよく分かりません。こちらも個性的なイラスト満載です。
①が1,200円、②が1,400円。
この本でよく勉強して、コードを身につけたいと思います。 

ダ・ヴィンチ・コード

2006年04月10日 20時33分09秒 | 読書
昨日から読み始めました、「ダ・ヴィンチ・コード」。
ずっと前から気になってはいたんですが、ハード・カバーが重そうなのと、流行り過ぎている感じがして、つい敬遠してました。
でもついに文庫版が出たので、今更ながら手にしました。
読み始めてみたら、これが面白いこと!!
内容を書いてしまうとネタバレになるので書きませんが、近く公開される映画の画面が目に浮かぶような臨場感とスピート感のある描写で、グイグイ引き込まれます。
もうすぐ上巻は読み終わります。中巻が楽しみです。
映画も公開されたら見に行きたいと思います。

ジャズと生きる

2006年03月20日 22時36分35秒 | 読書
有隣堂に予約していた秋吉敏子さんの自叙伝「ジャズと生きる」が入荷したとの連絡あり、早速入手しました。
戦前の満州に生まれ幼少時は比較的恵まれた生活を送るも、太平洋戦争の勃発による環境の変化に戸惑い、終戦とともに命からがら帰国、戦後の混乱の中得意のピアノの腕を生かし、10代から駐留軍向けのダンスホールで演奏し生計を立て、やがてその腕を見込まれてビッグ・バンドで演奏するようになります。さらに本場のジャズを学ぶために憧れの地アメリカへ単身渡り、現地のミュージシャンとのセッションで腕を磨きながら、ミュージシャンの聖地バークリー音楽院で音楽理論を学ぶ。やがて結婚、出産、離婚を経験する一方で、自由の国アメリカの音楽界にありながらも人種と性別の壁に突き当たり悩まされる。その後人生の伴侶でありバンド・メイトでもあるルー・タバキン氏と出会い、念願のビッグ・バンドを結成、世界的な名声を得るに至るまでの、まさに波乱万丈の半生が淡々と描かれていて、実に感動的です。彼女の人生そのものがジャズであり、まさに「ジャズと生きる」という感じです。

午後から仕事で横浜へ行き、帰りはいつものディスク・ユニオンへ
【今日の収穫】
●Michel Petrucciani 「PLAYGROUND」
1991年のブルーノート・レーベルの作品。リズム・セクションはオマー・ハキムとアンソニー・ジャクソンという鉄壁の布陣。2曲目の「Home」は私の携帯の着メロになっています。945円でお買い得!
●Wynton Marsalis 「THICK IN THE SOUTH」
これも1991年の作品。マーカス・ロバーツ、ジェフ・ワッツ、ボブ・ハーストのレギュラーバンドにジョー・ヘンダーソン、エルビン・ジョーンズというベテラン2人が加わっています。チョイ傷ありの掘り出し物420円!
未聴ですが、楽しみです。 

東京大学のアルバート・アイラー

2006年03月16日 20時34分58秒 | 読書
今日買った本「東京大学のアルバート・アイラー 東大ジャズ講義録・キーワード編」菊池成孔+大谷能生 著 です
写真は昨年出た同名の第一巻「歴史編」で、今回はその続編です
2004年10月から2005年1月まで、東京大学駒場校舎で菊池成孔と大谷能生によって 行われた講義を元に作られた本です(第一巻はその前、大学の前期中の講義です)
講義の行われた東大の教室には学生だけでなく多くの「モグリ」が詰めかけ、ネットには自主的に講義の内容をまとめたサイトができるなど大きな反応を呼んだ講義だそうで、ジャズの歴史を、最先端のシーンで活躍する人気ミュージシャンと気鋭の批評家である著者の二人が、従来の批評にはない視点でとらえた新しいジャズ史です
昨年読んだ第一巻が実に面白く、講義と言うよりは落語の実況中継のような軽妙な語り口で、スイスイと読めるのですが、今まで言葉としては知っていたけれどよく理解していなかった「コード」や「モード」の概念も、この本を読んでストンと理解できました
十二音平均律~トラディショナル・ジャズ~スウィング・ジャズ~ビ・バップ~クール・ジャズ~ハード・バップ~モード・ジャズ~フリー・ジャズ~クロスオーヴァー~MIDI~現代 という流れでジャズ史を俯瞰できる本でした
今度の第二巻は「ブルース」「ダンス」「即興」「カウンター/ポスト・バークリー」という4つのテーマ(キーワード)に絞った章立てになっていて、「20世紀のポピュラー音楽の特徴を様々な角度から検証する」という感じの本になっているようです
興味のある方は、ぜひお読みになることをお勧めします
音楽観がガラッと変わりますよ

以下は発行元のサイトからの引用です
【著者略歴】
●菊地成孔(きくち なるよし)
音楽家、文筆家、音楽講師。主宰するグループに、菊地成孔クインテット・ライヴダブ、デートコース・ペンタゴン・ロイヤルガーデン、Spank Happyなど。また、私塾ペンギン音楽大学の他、東京大学教養学部、アテネ・フランセ映画美学校でも教鞭を執る。著書に『スペインの宇宙食』『歌舞伎町のミッドナイト・フットボール~世界の9年間と、新宿コマ劇場裏の6日間』(ともに小学館)。大谷能生との共著に『憂鬱と官能を教えた学校~【バークリー・メソッド】によって俯瞰される20世紀商業音楽史』(河出書房新社)。白夜書房より近刊『サイコロジカル・ボディ・ブルース解凍』。
●大谷能生(おおたに よしお)
批評家、音楽家。1996~2002年まで音楽批評誌『Espresso』を編集・執筆。東京大学教養学部、アテネ・フランセ映画美学校などで菊地成孔とともに教鞭を執っているほか、単独でも数々のレクチャーを行っている。菊地成孔との共著に『憂鬱と官能を教えた学校~【バークリー・メソッド】によって俯瞰される20世紀商業音楽史』(河出書房新社)。演奏家としてはmas、feep、simなどのグループに参加。

いのちのハードル

2006年03月09日 20時49分30秒 | 読書
「いのちのハードル 『1リットルの涙』母の手記」を買いました
この本は1リットルの涙の木藤亜也さんのお母さんが、亜也さんが発病してからなくなるまでの闘病のようす、お母さんの気持ち、家族や周りの人々のようすなどを書かれた本です
「1リットルの涙」は亜也さん自身が自分の気持ちを書いていて感動させられますが、「いのちのハードル」には亜也さんがどんな環境で病気と闘っていたか、ご両親や弟妹たちがどんな苦労をしながら亜也さんを支えていたかが克明に書かれており、また涙があふれてきます
学校や病院の人々は、暖かい手を差し伸べてくれる人もいますが、中には理解のない先生や医師もいて、亜也さんがどんなにつらい思いをしていたかも知ることができます
お母さんが毅然とした態度で亜也さんの置かれた立場や亜也さんの心の内を周囲の人々に伝え理解を得ようとされる姿に触れ、このお母さんがあってこそ亜也さんが壮絶な闘病生活の中でも前向きに生きる気持ちを失わずにいられたのだなと思いました
まだ半分しか読んでいませんが、亜也さんのけなげな姿に涙が出るだけでなく、亜也さんやお母さんの心の強さ、愛の深さというものがひしひしと伝わってきて、胸が痛くなるほど締め付けられる本です
人間として何を考え、何を目的に生きていくべきかを教えてくれる本です

1リットルの涙

2006年03月06日 20時26分10秒 | 読書
先日購入した大島みち子さんの「若きいのちの日記」読了しました
自分の病状が容易ではないことを悟りながら、やさしい両親・兄弟や、最愛のマコに支えられ、最後まで前向きに生きようとし、また周囲の人々に心を配ることも忘れないみち子さんの純粋な心の中がよくわかり、本当に感動しました
さて、次に読む本として、「愛と死をみつめて」の中にも出てきた、難病と闘う女子学生の日記「生命ある日に」(塩瀬信子 著)を有隣堂で探したのですが、なんと絶版でした
そこで、最近テレビドラマにもなった「1リットルの涙」(木藤亜也 著)を購入しました 
この本は15歳で「脊髄小脳変症」という難病に冒され、25歳の若さでなくなった木藤亜也さんが、14歳から20歳まで書き綴った日記を、彼女のお母さんが一冊の本にまとめたものです
この病気は、反射的にからだのバランスをとる動きや、すばやく滑らかな動きをとるために必要な小脳・脳幹・脊髄の神経細胞が変化し、やがて消えていってしまうという恐ろしい病気なのだそうです
はじめはからだがふらつくことから始まり、次第に目がかすんだり、舌がうまくまわらなくなったりしはじめ、真っ直ぐ立ったり歩いたりといったことも一人では上手くできなくなり、やがては寝たきりとなり食事をとることもも自分ひとりではできなくなって、5~10年で亡くなってしまうのが普通なのだそうです(本書の主治医解説より引用)
こうした難病と闘いながら、時には自らの辿る運命に暗澹たる気持ちになりながらも、彼女を支える周囲の人々の暖かい気持ちに応えようと、辛くても一生懸命に生きようとする姿には本当に頭が下がる思いです
わが身を振り返ると、健康に恵まれ何不自由ない生活をしていながら、日常の些細なことで思い悩み時に投げやりな生き方をしていることに思い当たり、本当に甘えた考え方をしている自分がなさけなく、申し訳ない気持ちで一杯になります
自分の娘が今年中学に入学しますが、亜也さんの発病した年齢といくつも違いません
子を持つ親の観点に立つと、亜也さんのご両親の気持ちは察するに余りあります
日ごとに弱っていくわが子の姿を目の当たりにするとは、これほど残酷なことが他にあるでしょうか
しかしご両親は亜也さんの「生きよう」という気持ちをしっかりと支え、たとえからだが不自由でも、生きることの意義はあるということをきちんと教えようとしておられます
これも頭が下がる思いです
まだ読み始めたばかりですが、亜也さんの生きた証をきちんと受け止めたいと思います

若きいのちの日記

2006年03月01日 21時10分49秒 | 読書
昨日「愛と死を見つめて」を読み終えたばかりですが、
たまたま通りかかった藤沢名店ビル1階の古書店「ぼんぽん船」の店頭に
大島みち子さん(「愛と死を見つめて」の主人公ミコ)の日記をまとめた本「若きいのちの日記 ~愛と死の記録~」が並んでいるのを見つけ、
『なんという偶然!これは読まないと!!』と思い、即購入しました
カバーの紹介文に「恋人には言えなかった心の内を切々と綴る。不治の病と闘い、生きることを冷静に見つめ続けた感動の書」とあります
「愛と死を見つめて」の感動がさめないうちに読みたいと思います

愛と死を見つめて

2006年02月23日 20時32分11秒 | 読書
今日は帰宅後久しぶりにジョギングに行きました
その途中CDレンタルの「ファレノ」に立ち寄って、先日借りたCD10枚を返却しました
10枚もレンタルしていると、1日遅れる毎に1,000円取られちゃいますから、
返せるときに返しちゃわないと、うっかり忘れると大変です

昨日本屋さんで「愛と死を見つめて」の新装版の本を見つけて買ってきました
この本は40年以上前に出版された本で、不治の病に冒された女子学生とその恋人が交わした400通近くにものぼる往復書簡を元にまとめられた実話です
その昔テレビドラマが大ヒットし、吉永小百合主演で映画化もされた話です
子供の頃私もテレビで再放送を見た記憶があります
まさに純愛ものの「元祖」という感じです
なんと今年、草薙剛と広末涼子の主演でドラマ化されるそうですね
それにしても、手紙というまどろっこしい通信手段で思いのたけを伝え合う二人の心の通いあいがとても新鮮で胸をうつものがあります
ひと昔前までは、恋人同士とはいっても離れているとそう簡単には意思疎通できず、随分ともどかしい思いをしたのですよね
メールという通信手段が一般化した今の若者には考えられないことでしょうね
「冬のソナタ」がヒットした要因も、この「まどろっこしさ」にありますよね
ただ、冬ソナの二人は携帯もメールも使えたと思うんですが・・・・
と言うわけで、今はこの本を夢中になって読んでいます