HIKOの趣味三昧な日々

趣味の音楽やスポーツについて、日々の気付きとともに書きつづっていきます

映画 「DESTINY 鎌倉ものがたり」

2017年12月10日 21時47分21秒 | 読書
今日は、以前から予告編を見て気になっていた映画「DESTINY 鎌倉ものがたり」を観に、家内と娘と一緒に109シネマズ湘南に行ってきました。
公開2日目の日曜日、しかも109シネマズの日で一律1100円で観られるということもあり、場内はほぼ満員でした。
西岸良平さん原作の漫画は、我が家でも皆がファンで、山崎貴監督が映画化された「三丁目の夕日」シリーズも3作とも観ています。今回もVFXを駆使して、原作の世界観を活かし、さらに想像を超えたファンタジーの世界を楽しませてくれました。
俳優陣も多数・多彩で、CGの魔物たちとともに、実に楽しい演技を観せてくれました。
特に後半で見られる黄泉の国の映像は、とても美しく、迫力満点です。
是非、続篇をまた観せて欲しいと思います。


「コルトレーン ジャズの殉教者」 藤岡靖洋 著 (岩波新書)

2011年03月21日 20時17分11秒 | 読書
三連休最終日、あいにくの雨模様です。
今日は、昨年4月以来サックスの調整をしていなかったことを思い出し、そういえは最近吹きにくくなったような気がしていたし、ピッチもあわせにくかったなと思い、ヤマハに調整に出してきました。予約なしに行きましたが、受け付けてもらえました。ただし、やはり計画停電の影響で全体に作業が遅れがちとのことで、楽器は4月上旬~中旬までお預けすることとなりました。当分はサックス教室もお休みだし、練習もモチベーションが上がらないしということで、お預けしてきました。

「コルトレーン ジャズの殉教者」 藤岡靖洋 著 (岩波新書)
昨日湘南モールの熊沢書店で購入した本です。コルトレーンの一生については、今までに読んだ本で十分知っているつもりですが、藤岡靖洋さんという世界的なコルトレーン・コレクターの書かれた本なので、面白いこと間違いなし!と思い、買ってきました。今日は「至上の愛」を聴きながら、この本を読んで、穏やかに過ごします。

「現代語訳 般若心経」 玄侑宋久

2007年03月30日 23時16分08秒 | 読書
今日は朝のうち急に雨が降ってきましたが、その後快晴になりました。

今日読み終えた本「現代語訳 般若心経」(玄侑宋久 著)です。
著者は2001年に「中陰の花」で第125回芥川賞を受賞された臨済宗妙心寺派福聚寺副住職です。
般若心経と言う言葉は聴いたことがあっても、その意味はまったく知りませんでしたが、たまたま書店で手に取ったこの本に興味を引かれ読んでみました。
この本は宗教書にありがたな細かく難解な解説ではなく、般若心経の教えの本質を簡略にわかりやすく、また親しみやすくコミカルな文体で伝えてくれます。またところどころで現代の科学(量子力学や相対性理論)と関連付けて説明してくれているので、ますます興味が沸きます。
また随所にユーモラスなイラストが掲載されていて、肩がこらずに読み通すことができました。
とは言え、一回読んだだけで般若心経のすべてを理解できるわけではありませんが、少なくともその入り口には立てた気がします。
咒文の意味にこだわらずただ唱え、音に浸ることによって、苦楽から開放され真に心の平安が得られるという悟りの境地。人生における数多くの苦難を乗り越えていく上で、かけがえのない知恵の一端が見えてきたような気がします。

もうちょっと研究してみたくなってきました。

ぼくらはみんな生きている

2007年02月26日 20時29分41秒 | 読書
今日も寒い一日でした。その上花粉症で鼻と喉が痛いし、散々でした。

さて、今日読み終えた本をご紹介
●「ぼくらはみんな生きている ~18歳ですべての記憶を失くした青年の手記」坪倉優介著 幻冬社刊
作者の坪倉優介さんは1970年に大阪で生まれました。1989年に大阪芸術大学に入学、ここまでは順風満帆な人生でしたが、同年6月5日、帰宅途中に乗っていたスクーターで交通事故に遭います。事故直後から昏睡状態に陥り、十日後にようやく病院のベッドで目を覚ますと、自分の名前以外すべての記憶を失ってしまっていました。家族や友人、恋人のこともすべて記憶にないだけでなく、どうやって食べるのか、寝るのか、トイレに行くことすらも忘れてしまっていました。そんな彼が家族の献身的な介護に支えられながら徐々に新しい自分と向き合いながら一人の青年として自立し、大学院まで進み、卒業後は京都の染工房に就職し、草木染職人として一人立ちするまでの12年間を自らの言葉で綴った手記です。初めは生まれたての赤ん坊も同然だった彼が自力で字を覚え、本を読み、知識を広げていく様子はとても感動的で、ダニエル・キイスの名作「アルジャーノンに花束を」を連想させます。こんな話が本当に起こったことだなんて、まさに事実は小説より奇なりという感じです。それにしても、著者の苦労と人並みならぬ努力には本当に頭が下がります。改めて生きることの意義を考えさせられた一冊でした。



「ブラバン」 津原泰水 著

2006年12月12日 22時32分40秒 | 読書
今日は寒い日でした。実際の気温より体感温度は低かったような気がします。

さて、今日読み終えた本「ブラバン」津原泰水 著 です。
1980年に広島の県立高校に入学し、吹奏楽部に入部してアコースチック・ベース(吹奏楽用語で「弦バス」)を弾くことになった主人公を取り巻く個性豊かな34名のボーイズ&ガールズが繰り広げる青春グラフィティ。四半世紀を経た現在、当時のメンバーを集めてバンドを再結成することになり、かつての仲間達との再会を重ねる中で当時を思い出し若かりし日の不器用な自分と向かい合う主人公。クラシック、ロック、ジャズの名曲の数々をモチーフにしながら物語が展開していきます。
登場人物たちが自分とほぼ同世代なので、何だかとても懐かしくほろ苦い青春小説でした。
オススメ!

マイルス・デイビス自叙伝

2006年12月01日 23時03分06秒 | 読書
今日は日中から寒い一日でした。

さて、先日から読み始めた「マイルス・デイビス自叙伝」の上巻を今日読み終えました。
この本はだいぶ前にハードカバーで読んだことがあるのですが、細かいところは忘れてしまったので、通勤中にもう一度読み返したいと思い文庫本を買いました。
この本は筆者がマイルスにインタビューし、口述筆記して書き上げた形式になっていますが、「本当に全部マイルス自身が語ったことなのかな?」と思うほど時系列に沿って詳細にマイルスの一生が語られています。まぁかなりの部分は筆者が脚色・補記している部分もあるのでしょう。
しかし、この本は読み物として格別に面白いです。数多くのジャズ・ミュージシャンが登場し、マイルスとの人間味にあふれたふれあいの様子が手に取るように分かります。
特にチャーリー・パーカーがドラッグのやり過ぎで命を落とすくだり、同様にジョン・コルトレーンがドラッグ漬けになって、伝説のカルテットから追放されるくだりは、マイルスの心の痛みが良く伝わってきます。また、マイルス自身がヘロインの常習癖から脱しようと死ぬ気になって努力するところや、パリでジュリエット・グレコと恋に落ちる場面は、なかなか感動的です。
下巻も楽しみです。


「男の隠れ家」という雑誌

2006年10月04日 22時08分06秒 | 読書
今日も雨は降りませんでしたが、一日中曇っていました。朝夕は随分涼しくなりましたね。

さて、今日帰り道に覗いた書店でこんな雑誌を見つけました。
「男の隠れ家」11月号 特集1「ジャズを巡る旅」、特集2「音の書斎」(写真)
もう、タイトルを見ただけで「即ゲット」ですね。
全国津々浦々のジャズ・クラブ、ジャズ喫茶が紹介されていたり、有名なジャズ評論家やイラストレーター達の書斎兼リスニングルームが紹介されていたり・・・・・・
私のようなジャズオタクおやじにはもうたまらない雑誌ですね。
さっきからヨダレたらしながら眺めています。
横浜で紹介されているのは相生町の「bar bar bar」という店ですが、知らなかったなぁ。こんど行ってみたい・・・。
有名人のリスニング・ルーム紹介の記事では、寺島靖国さん、藤岡康洋さんなどこの手の特集では定番の方が登場、ジャズ・レーベル「澤野工房」のオーナー澤野由明さんの書斎が意外にもベニヤ張りの飾らない感じの部屋だったりして、なかなか興味深い特集です。いずれにしてもどの方の部屋もジャズ・マニアの匂いプンプンという感じで、私としては羨ましくて気が遠くなりそうな感じです。うちの家内が見たら眉をひそめそうな部屋ばかりですが・・・
この感じは男にしか理解できない世界かも知れませんね。
当分はこの本を眺めながら、こんな隠れ家を持つ日を夢に見ることにします。


こうの史代 「長い道」

2006年09月20日 21時44分26秒 | 読書
今日は昨日に続いて、見事な秋晴れ!!
見事すぎて、日中はずいぶん暑くなってしまいました。

さて、たまたま書店で手にして購入したこの本。
マンガなんですが、最近読んだ本の中でも特に心を揺さぶられました。
本当、傑作です。この作者は天才!!
親同士が勝手に決めて結婚することになった二人。女好きの甲斐性なしの荘介とおっとりした天然ボケの道。表向きは貧しくもほのぼのした何気ない日々、でもその奥底にはなんともいえないシュールで薄ら寒い空気が漂っている。読み進むにつれて、そうした二人の日常が、たまらなくいとおしく思えてくる・・・。
内容については私があれこれ書いてもうまく伝わらないですね。
すでにネット上で色々な方が書評を書かれていますので、興味のある人は調べてみてください。
いや~偶然にも、素晴らしい本に出会えました。
オススメです!!

ゲド戦記

2006年08月30日 22時19分00秒 | 読書
昨日はだいぶ涼しくなったのに、今日はまた暑さがぶり返し午後には雨がパラついてすごい湿度になりました。いや~暑かった。

さて、先日映画の「ゲド戦記」を見て関心を持ち、原作本を読み始めました。
第1巻は昨日読了、今日から第2巻に突入です。
内容はネタばれしちゃうので書きませんが、なかなか面白いですね。
子供向けファンタジーとは一線を画す奥深さがあります。大人が読んでも十分楽しめます。
「スター・ウォーズ」シリーズや、ゲームの「ドラゴン・クエスト」の世界の原点は、確実にここにありますね。

さよならバードランド

2006年07月13日 22時22分58秒 | 読書
今日も夏空が広がり良い天気でした。午後のほんの一時スコールのような強い雨が降りましたが10分程度ですぐ止み、かえって蒸し暑さが増しました。

さて、昨日からビル・クロウの著作「さよならバードランド」を読み始めました。
この前読み終わった同じ著者の「ジャズ・アネクドーツ」が、ジャズ・ジャイアントたちの知られざるエピソード満載でとても面白かったので、続けて読もうと本書を購入しました。著者自身も50年代から活躍したプロのベーシストであり、自らの体験や友人たちとの交遊から知り得た興味深い話を豊富に盛り込んでいて、とても面白く読ませる本です。
また巻末には本書の訳者である村上春樹氏による詳細なレコードガイドがついています。ジャズ・マニアとしても有名な村上氏が本書に登場するミュージシャンのアルバムを中心に、自身の好みを交えたレコード・ガイドになっていて、本編に劣らず興味深い読み物になっています。
文庫版とは言え、この内容で900円はお買い得!!